春節好!
昨日2月12日は、旧暦の1月1日。
春節の連休は17日までのところが多いそうです。
昨夜、フェイスブックのライブ配信で、中国の春節に関する「ご馳走」と「お年玉」について、紹介しました。
ご覧いただいた方々、本当にありがとうございます。
昨日のライブ配信で、「お年玉の由来」にまつわる「昔話」をしました。
中国語の文章を、私が翻訳して紹介しました。
まず、「お年玉」は中国語で‟压岁钱 Yā suì qián”といいます。
传说,古时候有一种小妖,名字叫“祟”,黑身白手,每年的年三十夜里出来害人,它用手在熟睡的孩子头上摸一下,孩子吓得哭起来,然后就发烧,讲呓语而从此得病,几天后热退病去,但聪明机灵的孩子却变成了疯疯癫癫的傻子了。人们怕祟来害孩子,就点亮灯火团坐不睡,称为“守祟”。
伝説によると、昔、ある小さな妖怪がいました。名前を「祟(スイ)」といいました。体が黒、手は白。毎年大みそかに出てきて人に危害を加える妖怪でした。スイがその手で、寝ている子供の頭を触ると、子供が驚いて泣きだし、熱が出て、うわごとを言って病気になり、数日後に熱はひいておさまるものの、かしこい子が、狂ったようなってしまうのでした。人々はスイが子供に危害を加えるのを恐れて,一晩中、あかりを灯して眠ったりしないことを「守祟」といいました。
在浙江嘉兴有一对夫妻,夫妻俩老年得子,视为掌上明珠。到了年三十夜晚,他们怕祟来害孩子,就和孩子玩。孩子用红纸包了八枚铜钱,拆开包上,包上又拆开,一直玩到睡下,包着的八枚铜钱就放到枕头边。夫妻俩不敢合眼,挨着孩子长夜守祟。半夜里,一阵巨风吹开了房门,吹灭了灯火,黑矮的小人用它的白手正要摸孩子的头时,孩子的枕边竟裂出一道亮光,祟急忙缩回手尖叫着逃跑了。管氏夫妇把用红纸包八枚铜钱吓退祟的事告诉了大家。大家也都学着在年夜饭后用红纸包上八枚铜钱交给孩子放在枕边,果然以后祟就再也不敢来祟害小孩子了。原来,这八枚铜钱是由八仙变的,在暗中帮助孩子把祟吓退,因而,人们把这钱叫“压祟钱”。又因“祟”与“岁”谐音,随着岁月的流逝而被称为“压岁钱”了。
浙江省の嘉興というところに、ある夫婦がいました。
夫婦は年老いてからようやく息子をさずかり、宝物として大事に育てました。
両親は、大みそかの夜,スイがやってきて子供に危害を加えることを恐れて,寝ずにずっと子供と遊んでいました。
子供は赤い紙で銅貨8枚を包んで、包んだ銅貨8枚をほどいて、ばらばらにして、また包んで、眠りにつくまで遊んでいました。
そして包んだ銅貨8枚は枕元に置かれていました。
夫婦は眠らず、子供のそばで夜遅くまでずっと見守っていました。
すると真夜中に強い風が吹いて、扉が開いて、明かりが消えると、黒い小人が現れました。
そしてその白い手で子供に触ろうとするのです。
そのとき、子供の枕元に、なんとピカピカと光が!
スイは慌てて手を引っ込めて、悲鳴をあげて逃げていきました。
夫婦は、赤い紙で銅貨8枚を包み枕元に置いておくと、スイが怖って逃げて行ったことをみなに言いました。
そこでみなは、まねをして大みそかに、ごちそうを食べたあと、赤い紙に八枚の銅貨を包んで、子供に渡し、枕元におくようにしました。
すると、案の定、スイは来なくなりました。
実はこの八枚の銅貨は、神話の中の8人の仙人、八仙の化身だったのです。
そして、人々はこのお金を「スイを抑えるお金」とよぶようになりました。
‟祟”と“岁”は発音が同じなので、のちに“压岁钱”と呼ばれるようになりました。
今年は「スイ」も外出せず自宅でじっとしていて欲しいです。
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春节好‼ 祝您春节快乐!
元旦に続き、今年、二度目のお正月。
どうぞ、みなさま、お体を大切に。
そして、コロナが一刻も早く収まりますように。
本日、2月12日(金)20:00からフェイスブックでライブ配信します。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。
もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(22)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をしています。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・ナイス!!!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
*今日の文章*
今天放假,天气也不错,所以我还是不想出去。
どこが間違っているでしょう?
========================
文中の”放假 fàngjià”は休みになる、休日という意味です。
虽然放假但哪儿都不能去,真没意思。Suī rán fàng jià dàn nǎ r dōu bù néng qù ,zhēn méi yì si/休日なのにどこにも行けずつまらない。
从什么时候开始放假?Cóng shén me shí hou kāi shǐ fàng jià/休暇はいつからですか。
というふうに使えます。
大学生の方はもう春休み(春假chūn jià)ですね。
この文章の日本語訳は「今日は休みで、天気も良いので、やはり出かけたくない」となり、因果関係がたいへんおかしいです。
正しくは、
今天放假,天气也不错,但是我还是不想出去。
Jīn tiān fàng jià ,tiān qì yě bú cuò ,dàn shì wǒ hái shì bù xiǎng chū qù 。
「今日は休みで、天気も良いが、やはり出かけたくない」
この場合、逆説の‟但是”を使いましょう。
細かいニュアンスも大切ですが、おおもとになるロジックはもっと大切。
前後がつながるよう、言葉を選びましょう。
そして小さな注意の積み重ねで、大きな成果に結び付けましょう。
ちなみに、今日の例文のような気持ちの時ってありますよね。
天気が良いから出かけなければ!でもなく
雨が降れば家にいなければ!でもなく、
状況が許されるのであれば、出来るだけ自分の気持ちに素直になって、ほんの少し自分を甘やかし気味にして、
少しでもストレスをためないことが、今この状況で大事かなと思います。
2月22日(月)インバウンド関係のセミナーに登壇し、「通訳ガイド」の目線で新しい観光創出についてお話しします。
今日2月11日は初午で、「お稲荷さん」の日です。
初午とは、2月最初の「午(うま)の日」。
711年2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日。
本来なら今日お参りに行きたいところですが、緊急事態宣言発令中で、それもままなりません。
稲荷大社と言えば、中華圏の方々に「千本鳥居」は特に人気で、コロナ禍の前は、もう押し合いへし合い、満員でした。
朱色の鳥居
なぜ朱色なのでしょうか?
朱色は、魔力に対抗する色ともされていて、古代の宮殿や神社仏閣に多く用いられています。
朱の原材料は水銀=丹です。これは昔から木材の防腐剤として使われてきました。
朱色の顔料は「辰砂(しんしゃ)」という鉱物で、硫化水銀からできていて、水銀を精製するのに用いられ、また錬金術でいう「賢者の石」のモデルとも言わたそうです。
「丹生(にゅう、にう)」と名の付く土地は、古に文字通り辰砂が産出した土地であったり、水銀の精錬など辰砂の加工に関わる人たちが住んでいた土地であったと言われています。
また、この辰砂は「不老不死の薬を作る原料になる」という説もあるそうです。
水銀が薬になるの?たいへん疑問ですよね。
でも以前に見た時代もののドラマでは、毒で病を治す場面もあり、「毒を以て毒を制す」‟以毒攻毒yǐ dú gōng dú”というのは、あながち嘘ではないのかなと思いました。
「不老不死の薬」を手に入れることは、危険を隣り合わせにしての「あこがれ」‟憧憬 chōngjǐng”でしょうか?
今は行けませんが、昨年の夏に、久しぶりにお参りに伏見稲荷大社に行きました。
いつもガイドの仕事で行くときは、大型バスかハイヤーですが、その時はプライベートだったので自家用車で行きました。
普通京都の寺社仏閣はたいてい駐車料金がかかります。
ある所では10分間停めるだけでも1000円します。
そんな中で、伏見稲荷大社の駐車料金はなんと無料でした。
参拝者のみで、他の用事のための駐車はお断りということでしたが、ちょっと意外で、結構大盤振る舞いだなぁと思いました。
2月12日(金)は春節。。明日20:00からフェイスブックでライブ配信します。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。
2月22日(月)インバウンド関係のセミナーに登壇し、「通訳ガイド」の目線で新しい観光創出についてお話しします。
もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(21)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をしています。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・拍手!!!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
*今日の文章*
经过努力,我做家务马虎的现象比以前进步了。
どこが間違っているでしょう?
========================
文中の”做家务”は「家事をする」という意味で、
‟马虎”は「いいかげんにする、ぞんざいにする」という意味です。
努力によって、前より「良くなった」と言いたいので、‟进步”を使ったのは、気持ち的にはとても分かります。
良い方、望ましい方に進み行くことですものね。
でもここでは、主語が‟现象”であることに注目してください。
「現象」が「進歩」したのはおかしいですね。
ですので、‟进步”ではなく、
‟减少”を使って、
经过努力,我做家务马虎的现象比以前减少了。
Jīng guò nǔ lì ,wǒ zuò jiā wù mǎ hu de xiàn xiàng bǐ yǐ qián jiǎn shǎo le 。
としたほうがいいです。
主語と動詞、動詞と目的語のような組み合わせは、きまった組み合わせがあるので注意です。
小さな注意の積み重ねで、大きな成果に結び付けましょう。
ちなみに、今日の例文は、私の目標の姿です。
家事は、私は大体いつもいい加減。
老公(中国語で夫の意味)の方がマメで丁寧です。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。
これまで約30年間中国語の通訳ガイドをしてきて、仕事上、中国・台湾・香港等のお客様と一緒に食事をする機会がたくさんありました。
お客様が特に日本に来て食べたいもののひとつに「牛肉」があります。
「神戸牛」はかなり認知度が高く、京都に来ても「神戸牛」が食べたいと言う方がたくさんいらっしゃいます。
実際に食事代が何万円にもなるような時も度々です。
神戸牛も、もちろんおいしいですが、私個人的には、大阪の有名ホテルで食べた「米沢牛」が美味しくて今も忘れられません。
大げさなようですが、涙が出るほどおいしかったです。
そして、「佐賀牛」、私は大ファンです。
スーパーで「佐賀牛」を見つけると少しお値段高めでも、エイ!と買ってしまう事があります。
中華圏の方で、宗教や習慣上、お肉が食べられない方もいらっしゃいます。
私はその通訳で四日間ご一緒しました。
その方はこの間いかなる肉も、ひと口も召し上がりませんでした。
お好み焼きを食べに行った時に、豚肉を抜いてくださいと言われます。
さらには、鉄板自体に豚肉のエキスがついているからといって、全く食べない方もいました。
農業をしていると言うご婦人は、牛は畑を耕してくれるから食べるのはかわいそうとおっしゃっていたのを覚えています。
私の頭の上には、はてなマークが10個くらい飛びました。?????????????
理由は「養生」のためだということです。
養生と聞くと体の調子が悪くてしっかり休む事を考えますが、「健康に注意して元気でいられるように努めること」と言う意味では、食べないことも養生なのかと感心した覚えがあります。
でもまぁ私は「一般人」なので、今日買ったお肉を美味しくいただくことにします。
20:00からフェイスブックでライブ配信します。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。