速くて聞けない?中国語で壁を越える練習法
みなさん、こんにちは。 大家好!
先日、中秋節に関する中国語の音声を用意しました。
受講者の皆さんに聞いてもらうと、「速すぎて内容がわからない」という方が数名いました。
どうすれば聞いてわかるようになるのでしょうか?
実際、この「速い」と感じる感覚こそ、読む力を伸ばす入口なのです。
今回は、その壁をどう乗り越えるかについて紹介します。
「速い」と感じるのは自然なこと
私たちは中国語を聞くとき、ただ音を聞いているだけではなく、頭の中で「意味を理解する」作業を同時に行っています。
知らない単語が出てきたり、文の型が十分に身についていないと、音を聞くだけでいっぱいいっぱいになり、ついていけなくなって、結果的に「速い!」と感じてしまうのです。
試してほしいのが「シャドーイング」です。
短い会話やニュースを使い、音声のすぐ後に声に出してそのままマネてみましょう。
最初はゆっくり再生し、徐々に通常の速さ重視です。
この練習によって、発音やリズム、母音の連なりに耳が慣れ、スムーズに音を処理できるようになります。
また「内容をすべて理解しようとしない」こともポイントです。
はじめのうちは、聞いた音声や文の一部から「大きな意味」をとる練習に焦点を当てましょう。
例えば、“吃饭”、“朋友”といった単語だけが聞こえると、「今日は友達と食事の話をしているのかな」と推測できます。
前提は「完璧さ」よりも「全体の流れをつかむ」力が大切なのです。
使う教材は「少し頑張れば理解できるレベル」を選びましょう。
難しすぎる素材は挫折を招きます。
短いニュース、子ども番組、ドラマの会話など、身近で興味深い内容が最適です。
毎日10分でも続けることで、確実に「速さ」への感覚が変わっていきます。
焦らず、耳を慣らしていきましょう。
きっと何を言っているのか聞き取れるようになって、「おもしろいこと言ってるなあ」とか「へーそうなのか」と感じて楽しめるレベルになりますよ。