連休もあっという間に最終日になりました。
家にいる時間が長いと、ついついビールを飲む量が増えてしまいます。
おつまみにも手が出てしまいます。
よく食べるのが柿ピー。
コブクロになっていて食べ切りサイズでちょうどの量。
そのコブクロの裏に書いてあったのが、
「弘法の筆は何を誤ったのか?」

写真では見にくいので、何が書いてあるかといいますと、
弘法も筆の誤りは有名なことわざ。
いったい何を誤ったのか?
それは弘法大師が平安京の応天門に設置する額に文字を書いたときに
「応」の字の「心」にひとつ点を入れ忘れてしまったそう。
額を設置する時に気づいた弘法大師はすぐさま額に向かって筆を投げて
点をひとつつ書き加えたのだと言われています。
これは、今の平安神宮の「応天門」
上の方の屋根の下の中央に額がかかっています。

弘法大師は書道の達人と言われていますが、筆を投げてひとつ点を足してうまく「心」という字にするのですから
すごい命中率!
ダーツの達人ですね。
しかも、「誤った」のに、最終的には問題なし。
さすが、弘法大師様!
ビールを飲み、柿ピーを食べながら、そんなことを思う休日です。
「弘法も筆の誤り」、中国語で辞書に載っているのは、
‟智者千虑,必有一失。Zhìzhě qiān lǜ,bì yǒu yì shī”です。
この言葉の中国語の解釈は
‟聪明的人,对问题虽久经考虑,也有可能出差错。”
訳文:聡明な人が長い間問題について考えても、まちがいを犯すこともあり得る
「弘法も筆の誤り」とニュアンスが異なりますが、
「デキル」人も誤ることもある、ということは同じですね。
じゃあ、私のような凡人は誤りまくってもダイジョウブだ〜
新型コロナウイルスワクチンの65歳以上の高齢者への接種が、各地で始まっています。
京都市では約41万人の高齢者の7割が個別接種を受けるように、予約に必要なクーポン券(接種券)を配布し、
私の両親にも送られてきました。
早速、かかりつけ医に電話をして、接種の予約をしようとすると、
電話口では、「7月になります」
「先生に聞きますので、具体的な日時を折り返し電話します」とのこと。
ええ?そんな先!それまでに感染したらどうするの!と不安と怒りを感じました。
約2時間後にようやく折り返しの電話があり、結局「5月28日」となり、少しホッとしました。
医療機関では予約開始前から問い合わせが殺到したり、接種に関して混乱が生じているそうですが、
私たち市民、特に高齢者も混乱しないように、情報をしっかり伝えてほしいと思いました。
もちろん、ワクチン接種は、新型コロウイルス感染症の発症を予防するもので、感染しないということではないそうですが、やはり打っておくと「安心」ですね。

中国語で、そんな、気持ちを落ち着かせる喩えに
“定心丸”[dìngxīnwán] があります。
意味は
(1)鎮静剤.「定心丸」という精神を安定させる漢方薬が実際にあって、私が知っているのは、見た目は「チョコボール」のよう。
(2)その薬から比喩的に、人を安心させる言葉や行いを指します。
使い方の例文:
他好像吃了颗定心丸,立刻安下心来。
Tā hǎoxiàng chī le kē dìngxīnwán,lìkè ān xià xīn lái
彼は安心丸をのんだかのように、すぐに気持ちが落ち着いた。
もう一つ、昨日のブログに書きました、中国ではゴールデンウイークに国内旅行が活況のニュースの一文から
五一小长假是今年上半年最被看好的假期,Wǔ-Yī xiǎo chángjià shì jīnnián shàngbànnián zuì bèi kànhǎo de jiàqī,
目前呈现的出游热度,mùqián chéngxiàn de chūyóu rèdù,
无疑是给旅游业者们吃下一颗定心丸。wúyí shì gěi lǚyóuyè zhě mén chī xià yì kē dìngxīnwán.
訳文:
ゴールデンウイークの小連休は、今年の上半期で最も先行き明るい休暇で、現在の観光旅行ブームは、旅行業界に「心の安定」与えるに違いない。
何かと情緒不安定になりがちな時期です。
「定心丸」が必要かも。
でも、そのチョコボールのようなホンモノの薬は、と〜〜〜〜ても苦そう。
「言語脳」の左脳と、「イメージ脳」の右脳
良知学舎では、京都各地のビデオや写真を使って、両方の「脳」にアプローチ。
楽しく中国語を学びましょう。
今日は良いお天気で、こんな日にはどこか出かけたいですよね。
でも、ここはガマンして、やはり出かけるのは控えて家で過ごす方も多いと思います。
例年なら、連休にどこにいこうかと、心ウキウキ予定を立てて、旅行会社の店頭でパンフレットをもらってきて、「比較検討」ですが、昨年に続き、今年も旅行を控えるしかありませんね。
旅行業界も大打撃。
昨年、旅行業の負債総額が過去20年間で最大となったとのニュースを見ると、
もうほんとに、このコロナ、ええ加減にしてほしい、と思います。
先日もお伝えしましたが、日本ではこのように厳しい状況ですが、
中国では、国内旅行が活況です。
TravelDailyの4月30日の記事によりますと、
1-4月旅游企业注册量达27.6万家,同比猛增273%。
1 - 4 yuè lǚyóu qǐyè zhùcè liàng dá 27.6 wàn jiā,tóngbǐ měngzēng 273 %.
訳文:
1-4月の旅行企業の登録数は27万6000社で、前年同期より273%急増した。
旅行会社、倒産どころが、そんな増えてるの!と、ビックリ!
このような、記事もあります。
五一长假有望达到2亿人次出游的新高,是近年来“最热五一黄金周。
Wǔ-Yī chángjià yǒuwàng dádào 2 yì réncì chūyóu de xīngāo,shì jìnniánlái “zuì rè Wǔ-Yī huángjīnzhōu.
訳文:ゴールデンウイークの連休に、のべ2億人が旅行に出かける最高記録となる見込みで、近年で「一番ホットなゴールデンウィーク」だ。

日本でも早くこんな日が来てほしい!
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https://ryochigakusha.pw/contents_194.html今日は車で買い物に行った時に、松尾橋を通りました。
車内から北の方角にある嵐山方面に向かって撮った写真に愛宕山が写っています。
愛宕山は標高924m。
愛宕山に並んで京都で有名なのが比叡山。
比叡山の標高は848m。
この2つの山についてはこんなお話しがあります。
比叡山と愛宕山が、自分の方が高いぞ!とお互いに譲らず、けんかをしました。
言い合いもオーバーヒート、比叡山が愛宕山を殴りました。
愛宕山には、こぶができて,そのぶん比叡山より高くなったということです。

もし愛宕山と比叡山の高さの差が、殴られてできたこぶの大きさだとすると、76mのこぶ!
こんな大きなこぶができるほど殴られて、愛宕山はさぞ痛かったでしょうね。
「こぶ」は中国語で、
〔体の〕瘤子liúzi,肿包zhǒngbāo,肉瘤ròuliú.
転んで頭にこぶができた|摔倒了头上撞了个肿包。Shuāidǎo le tóu shàng zhuàng le gè zhǒng bāo.
こぶが消えた|肿包消了;瘤子化了。Zhǒng bāo xiāo le ; Liúzi huà le.
〔物の〕凸起部分tūqǐ bùfen;疙瘩gēda
[木の]节子jiēzi,瘤liú.
ラクダのこぶ|驼峰tuófēng.
こぶだらけの木材|满是节子的木材
「こぶ」もいろいろです。
昆布の意味では
‟海带 hǎidài”です
愛宕山は私にとって子供の頃から親しみのある山です。
小学生の頃に、中腹に有ったアスレチックで、ロープにつかまって滑り下りて怖いながらも面白かったことや、
中学校の時に学校行事で頂上まで登った時は、喉が渇くだろうと赤い水筒にいっぱいお茶を入れて行き、斜め掛けにして登ったものの水筒が重くて、あーしんどいもうイヤと思った思い出や、
大学の時にもまたもや学校の行事で愛宕山登山があり、当時は私は剣道部に入っていて、部員はどうしても50位以内に入らなければ「かかり稽古」エンドレスだ!(かかり稽古とは絶え間なく次から次へと打ち込んでいく一番しんどい稽古)と言うノルマがあって、
もう必死の想いで、途中歩みを止めることなく登り続け、結果12位だったことが思い出されます。
今は昔。
愛宕登山、今はとっても体力が持ちません。
登るときっと体のどこかに影響が出るにちがいないので、今は遠くから眺めておくだけにしたほうがよさそうです。
京都の名勝旧跡の写真や動画を使った覚えやすい中国語レッスン
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もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(27)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をします。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・大したものです〜〜〜!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
なかなか改められない習慣ってありますよね。
夕食の後、何かデザートやお菓子を食べないと気が済みません。

もうお腹いっぱいのはずなのにいわゆる別腹です。
食べないとなんだか落ち着かない。
もう習慣になっています。
そんな時に言いそうな一言、
今日の文章
为什么我把这个习惯改不了!
どこが間違っているでしょう?
========================
この文章では、‟把”が使われていますが、
‟把”構文は、「どういうふうにしようとするのか、なにか処置を加えようとする」という「処置の意図」が加わります。
ですが、‟改不了” の”不了”は「可能補語」で、動詞の動作や行為が可能か不可能かを表すので、
かたや処置、かたや可能では、表わそうとすることが全く異なり、矛盾してしまい、おかしい文になってしまいます。
なので、‟把”構文で、「可能補語」は使えないのですね。
正しくは‟把”を使わず、目的語の这个习惯を後に持ってきて
为什么我改不了这个习惯?
Wèishénme wǒ gǎi bù liǎo zhège xíguàn
訳:どうしてわたしはこの習慣を改められないのだろう。
このように、‟把”はただの「〜〜を」ではありませんので、気をつけましょう。
食後のデザートとお菓子も食べ過ぎなければいいわと、今日も1日がんばったのでご褒美だぁーとかこつけて、やっぱりこの習慣は改められないのでした。