もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(27)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をします。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・大したものです〜〜〜!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
なかなか改められない習慣ってありますよね。
夕食の後、何かデザートやお菓子を食べないと気が済みません。
もうお腹いっぱいのはずなのにいわゆる別腹です。
食べないとなんだか落ち着かない。
もう習慣になっています。
そんな時に言いそうな一言、
今日の文章
为什么我把这个习惯改不了!
どこが間違っているでしょう?
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この文章では、‟把”が使われていますが、
‟把”構文は、「どういうふうにしようとするのか、なにか処置を加えようとする」という「処置の意図」が加わります。
ですが、‟改不了” の”不了”は「可能補語」で、動詞の動作や行為が可能か不可能かを表すので、
かたや処置、かたや可能では、表わそうとすることが全く異なり、矛盾してしまい、おかしい文になってしまいます。
なので、‟把”構文で、「可能補語」は使えないのですね。
正しくは‟把”を使わず、目的語の这个习惯を後に持ってきて
为什么我改不了这个习惯?
Wèishénme wǒ gǎi bù liǎo zhège xíguàn
訳:どうしてわたしはこの習慣を改められないのだろう。
このように、‟把”はただの「〜〜を」ではありませんので、気をつけましょう。
食後のデザートとお菓子も食べ過ぎなければいいわと、今日も1日がんばったのでご褒美だぁーとかこつけて、やっぱりこの習慣は改められないのでした。