これでスッキリ!怎么样と什么样の違い
受講者の方から、「“怎么样 zěnmeyàng” と“什么样 shénmeyàng”の違いがよくわかりません。選択問題を解く時にいつも間違ってしまうのです」と言われました。
両方とも「どんな、どのような」という意味ですから、
確かにどういう時にどっちを使ってよいのか混乱する時がありますね。
"怎么样"は、
何かの事物の状況を聞くことで、状態について尋ねることが多いです。
事物の性状を表す特徴などに重きを置いています。
"怎么样"是询问某事物的情况,多用于询问状态。
怎么样侧重于事物的性状所表现出来的特征等。
"什么样"は、
何か事物の様子を聞くことで、外見について尋ねることが多く、
人や物や事のそれ自体やその性質について尋ねます。
什么样は、事物自体が何なのか、事物の属性に重きを置いています。
"什么样"是询问某事物的样子,多用于询问外观,
表示询问某人、某物或某事的本身或性质,
什么样应该更侧重于事物本身是什么东西,事物的属性。
例えば、
問:どんなパソコンを持っているの?
你有个怎么样的电脑?
答:電力を消費し、動きが鈍くひどいもの。
又费电又卡的要死的。

問:どんなパソコンを持っているの?
你有个什么样的电脑?
答:デュアルコアを搭載した大きな画面のタブレット。
平板大屏双核的。
日本語に引きずられないように気をつけましょう。
何を尋ねたいのかそこにフォーカスして使い分けをしましょう。
ポイントさえ押さえれば、もう迷ったり間違えたりしませんよ。
六波羅蜜寺 初観音
昨日1月17日は京都東山区にある「六波羅蜜寺」の「初観音」にお参りしてきました。
この日は六波羅蜜寺の今年最初の観音様の縁日で最多功徳日だとか。

お寺のいわれ
西暦951年に、疫病が大流行。
これを鎮めるために村上天皇が空也に悪病退散を命じました。
(口から念仏が飛び出している「空也上人像」でも有名な空也です。)
そこで空也は十一面観音立像を彫り、
それを荷車に積み、市中を巡って踊念仏を唱えたり、
小梅と昆布を入れた皇服茶(おうぶくちゃ)と呼ばれるお茶を病人に飲ませることで
疫病を収束させたそうです。
その皇服茶、今、欲しいですねー。
そして・・・・・・・
「六波羅蜜」とは
六波羅蜜は、菩薩が仏道を成ずるために修行すべき六つの徳目で、
布施・持戒・忍辱(にんにく)・精進・禅定・般若を指します。
中国語意訳:
六波罗蜜,菩萨欲成佛道应当修行的六种科目,
分别是:布施、持戒、忍辱、精进、禅定、般若。
この中六つの中でなじみがあるのは
布施:
見返りを求めない応分の施しをさせていただく事をいいます。
貪欲の気持ちを抑えて、完全な恵みを施すことです。
布施行は物質だけではありません。
精進:
不断の努力をいいます。
我々人の生命は限りがあります。
ひとときも無駄にすることなく日々誠心誠意尽くすことです。
(六波羅蜜寺のHPより)
一つ一つに深い意味があるのですね。
実践できればいいですが、なかなか難しい。
春節の帰省ラッシュにこんな対策
今年になって早くも17日目。
先日、「新年好」と言っていたら、来週はまたもや「新年好」です。
というのも中国など中華圏における旧暦の正月(旧正月)、「春節」が間もなくやってくるからです。
2023年の春節は1月22日。
休み期間は大体が1月21日から1月27日まで7連休になりますが、もっと長いところもあります。
春節をはさんだ前後40日間の帰省ラッシュは「春运」と呼ばれ、休みを利用して多くの人が移動します。
中国政府は今月6日、22日の春節の前後に鉄道や飛行機などを利用する人が、前年比でほぼ倍増ののべ21億人に達するとの見通しを発表しました。
人々の移動を制限する「ゼロコロナ」政策が終了し、帰省や旅行がしやすくなるので交通機関を利用する人が増えるからです。
今年春运人流高峰与疫情高峰叠加,不确定性多、情况复杂。
面对成倍增长的运输压力,如何保障交通“大动脉”畅通?
日本語訳:
今年の春節は人の移動のピークとコロナ流行のピークが重なり、不確実性が多く、複雑な状況です。
倍増する輸送圧力に直面し、いかにして交通の「大動脈」の円滑な流れを確保するか?
为做好疫情防控,北京西站加强候车区域的通风消毒,
特别是旅客接触频繁的检票闸机、
自动售取票机以及电梯扶手和服务台面等关键位置,加强消毒频次,为旅客营造健康安全的出行环境。
同时在服务台,还备有应急用的非处方药、口罩,以备旅客不时之需。
日本語訳:
北京西駅では、感染症の予防対策として、
特に改札や自動券売機、エレベーターの手すりやサービスカウンターなど、
乗客が頻繁に接触する重要な場所の消毒を強化し、乗客が健康で安全に移動できる環境づくりを進めています。
また、万が一に備えて、応急用の市販薬やマスクもサービスカウンターに用意しています。

(写真はイメージです)
また、専門家が注視しているのは、新たな変異株が出てくる可能性
昨日は小正月
「小正月」って?「小」があるのなら「大」も「中」もあるの?
「大正月」は元日を中心とする7日までの松の内を指し、
「小正月」は15日前後の二番正月を意味し、
「中正月」はどうやら無いようです。
「中」は生中(ビール)の「中」?!?生中は季節がまだ早い……
それはともかく、「小正月」の昨日、各地で多種多様な行事が行われました。
粥占(かゆうら・かいうら・よねうら)
粥占はおかゆを炊いて、この1年の吉凶を占う行事です。
粥占は各地の神社で祭礼として行われます。
多くの場合は小正月に神にあずき粥を献上するときに、天候や作物の豊凶などについて占います。
占いかたにはいくつか種類がありますが、一般的には煮え上がったお粥のなかへ棒を入れてかき回し、棒についた米粒の数で占います。
そのほかにも、青竹を12本入れてひと月ごとの吉凶を占うものや、お米と小豆(あずき)と竹筒を一緒に炊いて、竹筒に入った小豆の数で吉凶を占うものもあります。
たとえば、京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮でおこなわれる粥占祭(よねうらさい)では、毎年1月15日に小豆を混ぜた米を早生、中生(なかて)、晩生(おくて)を表す3本の竹筒とともに釜で炊きます。
ここでは筒に入った小豆が少なく、米が詰まっているほど豊作としています。
見に行ってみようと思いましたが、この行事、朝7時から始まるとのことであきらめました。(亀岡まではちょっと時間がかかるのでそんな早く起きられな~い)
小豆粥(あずきがゆ)
小豆(あずき)の赤い色には、昔から邪気を払う力があると考えられ、
小正月の1月15日に邪気を払い、この1年の健康を願って小豆粥を食べる風習があります。
六朝時代(西暦220年 – 西暦589年)、中国の南部では、1月15日に小豆粥を食べたそうです。
これが日本に伝わって1月15日すなわち小正月の朝に小豆粥を食べるようになったとか。
1月15日の朝に「小豆粥」を食べます。
これは中国発祥の習慣で、
小豆粥を炊いて疫病や邪気を払い、 無病息災を祈願します。
中国語意訳:
在1月15日早上吃“红豆粥”,
这是源自中国的风俗,
煮红豆粥以除疫病,除邪气,祈求无病消无灾。

左義長(さぎちょう)「どんど焼き」
左義长(咚咚烧)
左義長(さぎちょう)は、お正月飾りや書き初めを集めて燃やす行事のこと。
燃やしたときの煙とともに年神様が天上に帰るとされ、その火でお餅を焼いて食べることで万病を防ぐとされています。
また左義長は、「どんど焼き」「どんど」などと、地域によってさまざまな呼びかたがあります。

このように小正月には昔から行われている色々な行事があります。
昔も今も、日本でも中国でも、時代やところが変わっても「疫病退散、無病息災」は変わらないようですね。
今日は女子駅伝
今日1月15日、京都で全国女子駅伝が行われます。
ここ最近、コースとなっている五条通、西大路通、丸太町通などでは今日のレースに参加すると思われる人たちの姿をよく目にしました。
コースの下見なのでしょう。何気なく走っているそのスピードの速さにビックリ‼
私が電動自転車で必死にこいでも追いつかない!
こちらが信号で一回ひっかかると、もうあっという間にその姿が小さくなっていって、信号が青になったときにはもう見えなくなりました。
練習ですらこんなに疾走(しっそう)
こちらはスピードダウンで失速(しっそく)して失踪(しっそう)寸前 (笑)

本日、皇后盃 第41回全国女子駅伝が開催されます。
日本全国47都道府県の代表チームが出場します。
地域を単位とした全国規模の駅伝であるため、
実業団と大学のトップランナーが混成チームを結成し、競い合います。
往路と復路のレースの区間総距離は42.195キロメートルです。
中国語では:
今天举行皇后盃杯第41届全国女子驿传,
来自日本的47个都道府县的代表队都会出赛。
由于是以地区为单位的全国性质驿传,
来自实业团和大学的顶级跑者会组成混合队伍参赛。
比赛共分为往路和返路区间总里程为42.195公里。
先日の開会式の選手宣誓で、「『ブラボー』と言ってもらえる走りで、たすきをつなぎ切ることを誓います」という言葉にもあるように、「たすき」をつなぐことに駅伝独特の魅力がありますね。
その「たすき」、肩から斜めにかけた細い布を指すことから、中国語では”斜挂在肩上的布带xié guàzài jiān shang de bùdài”などと訳されています。
「たすき」は漢字で「襷」と書きますが、(なかなか書けないこの漢字)
中国語ではこの漢字”襻pàn”と読み、
①ボタンのかけひも.留めひも
②それに類するもの、例えば
”帽襻”、帽子のあごひも
”篮子襻”、手かごのさげひも
③(縄や糸で)からげる.つなぎ合わせる.
”用绳子襻上”、縄でつなぎ合わせる
といった意味になり、「肩から斜めにかけた細い布」を指すわけではないのですが、
③の「つなぎ合わせる」は「たすき」のイメージに合うかもしれません。
各チームの選手の皆さんの「たすき、襷」をつなぎ合わせる今日の熱い戦いが楽しみです。
現在、家の上空ではヘリコプターが飛んでいます。報道用か、こちらも下見でしょうかね。