夕食は「クマ」
「晩御飯に『クマ』食べようか」と主人が言うので、
「そやな、そうしようか」と私。

北海道のお土産でクマ肉の缶詰をいただいたのです。

私はかつて中国の広州に留学したことがあります。
広州は、「食は広州にあり」と言われるグルメの街です。
なにより食材がとても豊富で、テーブル以外の四つ足のものは何でも食べると言われるほど。
私もいろんな四つ足の御馳走を食べました。
でもクマについては、手のひらは食べたことがありましたが、肉は食べたことがなく今回初めてでした。
このクマの缶詰、開けても全く臭みがなく、肉も柔らかくて口に入れるとホロホロほどける感じで、
味付けもそんなに濃くもなく大和煮風で美味しかったです。
「おいしい」という中国語の表現、‟好吃 hǎochī” 以外にこんなのもありますね。
美味 měiwèi
可口 kěkǒu
香甜 xiāngtián
爽口 shuǎngkǒu 口当たりがよい(さっぱりしている)
回味无穷 huíwèi wúqióng 何度もかみしめ直すほど味わい深く感じる
外国人観光客の受け入れ再開
待ちに待った外国人観光客の受け入れ再開です。
コロナ禍前のように回復するのには、まだなおしばらく時間がかかるでしょうが、先ずはうれしい一歩です。

重启接纳海外观光游客,人们期待这将有助于日本地方经济的复苏,但游客人数远远达不到新冠疫情发生前每年3000多万人的水准。
今后,在彻底采取防疫措施的同时,能否进一步放宽限制将成为一项课题。
単語の解説:
有助于[yǒuzhù yú] …に役立つ、…に有益である。
远远[yuǎnyuǎn] (~的)はるかに遠く、はるかに。
采取[cǎiqǔ] (方針・手段・態度などを)とる、採用する、講ずる。
能否[nénɡfǒu] 能够不能够のこと、…できるかどうか。
放宽[fàngkuān] 寛大にする、緩やかにする。
日本語訳:
外国人観光客の受け入れ再開は、日本の地域経済の回復につながることが期待されますが、訪日外国人が年間3000万人を超えていたコロナ前の水準には到底及びません。
今後、徹底的に感染対策をしながら制限を緩和していけるかどうかが課題です。
嬉しい反面不安もあるのが正直なところです。
状況を見ながら、
「臨機応変の措置をとる」‟采取随机应变的措施 Cǎiqǔ suí jī yìng biàn de cuòshī”
梗
日本語で「梗」とは、おおむね/だいたい/凡そ/骨組みなどの意味をもつ漢字ですね。
中国語で「梗」といえば、植物の枝や茎のことが思い浮かびます。
例えば、野菜のチンゲン菜は漢字で「青梗菜」と書きます。

しかしながら、この「梗(gěng)」、今はやりのバラエティ番組やインターネット上で、違う意味でよく使われているのです。
「梗」って一体どういう意味?
この「梗」とは「オチ、笑いどころ」のこと。
たとえば、「梗を敷く」とはオチのための仕掛けをすることです。
どうして「梗」というのでしょうか?
滑稽である、笑わせる、漫才のおもしろいギャグという意味を持つ「哏gén」 と言う言葉がありますが、
この哏génと梗gěngは、発音が似ているので誤用されたそうです。
一説によると、哏génよりも梗gěngのほうが、「伏線が張ってあってユーモラス」とも。
「梗(gěng)」、バラエティ番組、アニメ、ドラマ、コミック、小説、ゲームなど流行りの人気のあるものによく出てきますので、どうぞご注目ください。
でも私はやはり「梗(gěng)」って、「青梗菜、チンゲン菜」の梗のイメージが強いです。
それは、しょっちゅう「青梗菜、チンゲン菜」を食べているからでしょうか?
どっち側通行?
京都の地下鉄、東西線の二条城前駅の地下通路でこのような表示が何枚も貼ってありました。

请协助左侧通行。Qǐng xiézhù zuǒcè tōngxíng.
日本では左側通行ですが、中国では右側通行です。
私は中国に行った当初は慣れなくて、何度もヒヤリと危ない目に遭いました。
なので公道では怖くて自転車に乗れませんでした。
留学を終えて日本に帰ってくると、今度は左側通行に慣れずに、自転車にも車にも乗ることができず、
車に至っては結局いまだに運転するのが怖くてペーパードライバーです。
中国の右側通行のルールは、最初は軍隊で確立されました。その昔、兵士は武器を右肩に担いでいたので、行進の際に2つの隊がすれ違うとき、ぶつからないように自然に右側を歩き、左側を対向する隊に譲っていました。 唐の時代には、「右側通行」が明文化されました。
中国語では↓↓
中国靠右行的规则最初由军队设立,古代战士都是用右肩扛着兵器,当两支队伍在行进中相遇时,为避免兵器相撞,都自动靠右行走,把左面让给迎面而来的军队。到了唐代,“右侧通行”有了明文规定。
左側通行か右側通行かは、その土地の人々の習慣に大きく関係していて、
日本、タイ、マカオ、インドネシア、東ティモール、ネパール、米領バージン諸島、スリナム以外で
左側通行の国・地域は、過去にイギリスの植民地であり、イギリスからの独立後も左側通行が継いているそうです。
アジサイ
アジサイの季節ですね。
アジサイの和菓子を作ってみました。
生菓子、いわゆる練り切りのきんとんです。
ちょっと、涼しそうな感じになりました。

アジサイは中国語で‟绣球花 xiùqiúhuā”
‟绣球”というのは、刺繍を施した絹の布で作った「まり」のことで、花の形がまりに似ていますね。
これが‟绣球”↓↓

様々な色のアジサイにはそれぞれの花言葉があります。
青いアジサイは美しい夢、
赤いアジサイは団らんと幸福、
ピンクのアジサイはロマンチックな幸せ、
白いアジサイは希望と光、
紫のアジサイは忠誠と永遠を表しています。
中国語では:
不同颜色的绣球花,有着不同的花语,
蓝色的绣球花花语代表美满梦幻;
红色的绣球花花语代表团聚幸福;
粉色的绣球花花语代表浪漫美满;
白色的绣球花花语代表希望和光明;
紫色的绣球花花语代表着忠贞和永恒。