「開雲見日」
松尾大社にあった「今月のことば」は「開雲見日」
開雲見日
「かいうんけんじつ 」と読みます。
意味は、日の光を遮る雲が吹き去って、再び明るくなる様子。
転じて、気がかりな問題や不安がなくなって希望が持てるようになること。
出典は中国の 『後漢書』袁紹の"旷若开云见日,何喜如之。"という言葉から。
"旷若开云见日,何喜如之。"は
‟心胸的旷达就好似拨开云雾见到阳光,什么喜悦能比得上这样呢。”と解釈し
日本語に訳すと
「心の広がりは雲を開いて太陽を拝むようなもので、これに勝る喜びはない。」という意味になります。
袁 紹(えん しょう)という人は、中国後漢末期の武将・政治家です。
当時は後漢皇帝は名目だけの存在で、各地で群雄が割拠する戦乱の世でした。
次第に群雄たちが淘汰される中で勝ち残ってきたのが、あの「曹操」と、この「袁紹」です。
袁紹は幾多の困難を乗り越えるたびにこのように思ってきたのでしょうか。
コロナウイルス再拡大でまた日の光を遮る雲が覆いかぶさってきたようですが、
早くこの不安な雲が吹き去って、再び明るくなるのはみんなの願いですね。
風鈴の音
風鈴の澄んだ音は、聞くと少し涼しさを感じ、日本の夏の風物詩として欠かせないものであり、日本独自の「暑さしのぎ」の文化となっています。
中国語訳:
风铃清脆的声响,让人从听觉上感到丝丝凉意,是日本夏季必不可少的风物诗,成了日本特有的“消暑文化”。
松尾大社の手水舎で撮影しました。↓↓
これだけたくさんあるので、風が吹くと大合奏。
冷ややかな音を奏でて、 耳にも体にも心地よいさわやかさ。
ある地域では、風鈴は幸運をもたらすと信じられているそうです。
しばし音色に耳を傾けているこの時が、すなわちシアワセ。
風鈴は本当に幸運をもたらすラッキーアイテムだと感じました。
今日、7月24日は祇園祭後祭の山鉾巡行です。
そして夕方には「還幸祭」が行われます。
例年はお神輿が神泉苑に来るのですが、今年は四条寺町の御旅所から八坂神社へ直帰されるため、神泉苑拝礼は行われません。
神泉苑が祇園祭発祥の地と言われるわけ
平安時代に都で疫病が大流行し、その原因は朝廷に反抗し、非業の死を遂げた六柱(早良親王など)の御霊にあるとされました。
そこで863年に、御霊を鎮めるために神泉苑で御霊会(ごりょうえ)を行いました。
平安京だけでなく、貞観地震や富士山の噴火など全国的な災害が相次ぐ中で、
869年には日本の国の数である66本の鉾を建立し、神泉苑にて祈願しました。
この御霊会が現在の祇園祭へとなっていきます。
(神泉苑のHPより)
公元863年,神泉苑首次举行祗园祭的起源——御灵会(日本所行安抚怨灵之祭祀法会)
Gōngyuán 863 nián,Shénquán yuàn shǒucì jǔxíng zhī yuán jì de qǐyuán —— yù líng huì (Rìběn suǒ xíng ānfǔ yuàn líng zhī jìsì fǎ huì)
日本語訳:
西暦863年、祇園祭の起源となる御霊会(精霊を鎮めるために行われる神事)が神泉苑で初めて行われました。
約1200年前から続く神事である祇園祭もクライマックス。
神泉苑の神様、仏様に改めて疫病退散を願います。
復活!祇園祭の鷹山
昨日は授業が終わった後、帰りに祇園祭・後祭の山鉾が建っているところを通りました。
注目は「鷹山」です。
江戸時代末期に相次いだ災禍で消失して以来、「休み山」として眠っていた祇園祭の「鷹山」。
今年、196年ぶりに明日7月24日に営まれる後祭の山鉾巡行に復帰します。
【鷹山について】
鷹山は応仁の乱以前から巡行していた由緒のある山鉾で、「くじとらず」の大きな曳山でした。
御神体は鷹匠、犬飼、樽負の御三方で、在原行平(ありわら の ゆきひら)が光孝天皇の御幸で鷹狩りをする場面です。
江戸時代後期には黒漆塗で破風裏は金という華麗な屋根を持つ曳山になりました。
ところが1826年の巡行で大雨にあって装飾品が汚れ傷んでしまい、翌年から出なくなりました。
そんな鷹山が、他の山鉾から譲り受けた古い部材を活用し、伝統を受け継ぐ匠の技術によって再びよみがえったのです。
すご~~い!
まじかで見るとやはりピカピカという感じ。
「ちまき売り切れ」の張り紙に人気の高さがうかがえます。
疫病退散を神に祈る祇園祭。
今年は3年ぶりに山鉾巡行が行われ、先日7月17日には前祭の山鉾巡行が終わりました。
後祭の山鉾は今週のはじめに建てられて、明日24日が巡行です。
どの山鉾を見ても祇園祭を支える人々の熱い想いが伝わってくるようです。
疫病退散!コロナ退散!
最近スーパーで見かけるようになった「空芯菜」。
空芯菜はいつからあるの?
据说,空心菜在中国唐朝的时候就已经在中国南方广泛栽培。
Jùshuō,kōngxīncài zài zhōngguó tángcháo de shíhou jiù yǐjīng zài zhōngguó nánfāng guǎngfàn zāipéi.
空芯菜は唐の時代にはすでに中国の南の方で広く栽培されていたそうです。
そんな昔からあったのですね。
空芯菜はなぜ茎が空洞なの?
空芯菜は水辺で育つ植物で、多くの空気を取り込むために茎が空洞になっているそうです。
ストローでチュ~と水を吸う感じでしょうか。
アメリカ人は空芯菜が好きでは無い?!
空芯菜は生命力がとても強く、どこでも生えるので、アメリカ南部では外来の雑草だと思われていて、アメリカ人は空芯菜があまり好きでは無いそうです。(好きな人もいるでしょうが)
今日は豚肉の細切りと炒めて蚝油酱(オイスターソース)で味付けしました。
空芯菜はカルシウム、ビタミンA・B・C・E、β-カロテン、葉酸、鉄分、食物繊維、カリウムなどが含まれていて、その栄養素は、ほうれん草の約2倍から4倍!
疲労回復効果が高く、貧血予防もによく効くそうです。