復活!祇園祭の鷹山
昨日は授業が終わった後、帰りに祇園祭・後祭の山鉾が建っているところを通りました。
注目は「鷹山」です。
江戸時代末期に相次いだ災禍で消失して以来、「休み山」として眠っていた祇園祭の「鷹山」。
今年、196年ぶりに明日7月24日に営まれる後祭の山鉾巡行に復帰します。
【鷹山について】
鷹山は応仁の乱以前から巡行していた由緒のある山鉾で、「くじとらず」の大きな曳山でした。
御神体は鷹匠、犬飼、樽負の御三方で、在原行平(ありわら の ゆきひら)が光孝天皇の御幸で鷹狩りをする場面です。
江戸時代後期には黒漆塗で破風裏は金という華麗な屋根を持つ曳山になりました。
ところが1826年の巡行で大雨にあって装飾品が汚れ傷んでしまい、翌年から出なくなりました。
そんな鷹山が、他の山鉾から譲り受けた古い部材を活用し、伝統を受け継ぐ匠の技術によって再びよみがえったのです。
すご~~い!
まじかで見るとやはりピカピカという感じ。
「ちまき売り切れ」の張り紙に人気の高さがうかがえます。
疫病退散を神に祈る祇園祭。
今年は3年ぶりに山鉾巡行が行われ、先日7月17日には前祭の山鉾巡行が終わりました。
後祭の山鉾は今週のはじめに建てられて、明日24日が巡行です。
どの山鉾を見ても祇園祭を支える人々の熱い想いが伝わってくるようです。
疫病退散!コロナ退散!