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初薬師で蛸薬師のお話

今日は初薬師

1月8日は初薬師とされ,1年間の無病息災と身体健全を祈る日です。


初薬師は、「平生の1000倍のご利益がある」ともいわれるありがたい日。


薬師は文字通り「医薬の師(先生)」という意味で、病気を治す功徳(くどく)のある仏様で薬の入った壺を手にしています。


平安時代より京の都では、薬師詣りが盛んに行われていたそうです。



京都で「薬師」と言えば有名なのが「蛸薬師(たこやくし)」


蛸薬師堂は、今は京都の繁華街ーー新京極にあります。



蛸薬師のお話


寺の僧である善光法師は、とても母親孝行でした。


ある時、重病の母親が「蛸が食べたい」と言い出しました。


善光は困り果て、お経の入った箱を隠し持ち、蛸を買ってきてその中に入れました。


すると寺の入口で、町の悪い若者に阻まれ、僧侶でありながら、動物を買って食べていると非難されました。


若者はさらに町中の人々を呼んできて、皆の前で善光に箱を開けさせ恥をかかせようとしました。


行き詰まった立場に置かれた善光は


薬師如来の名を心の中で唱え、難から逃れられるよう加護を祈りました。


そして皆の見ている前で、若者が箱を開けると、


中には蛸が姿を変えた、光り輝く八巻の法華経がありました。


集まり見物していた人々は驚き、そして


膝をつき、手を合わせて薬師如来を拝みました。


その後、蛸は元の姿に返り


寺の横にある池に潜り込み


善光法師の母親は、薬師如来の法力によって健康を取り戻しました。


このようにその後もこの寺には多くのご利益があり


人々は親しみを込めて「蛸薬師」と呼ぶようになりました。



中国語では:


寺僧善光法师事母甚孝,


有一次,生重病的母亲想吃章鱼,


善光为难之余,遮遮掩掩携了经箱买到章鱼放了进去,


结果在寺门口被町中恶少堵住,指责他身为僧人却购买动物吃,


并且喊来十里八乡的民众要善光打开经箱出丑。


善光窘迫之下,默念药师如来宝号,并且祈祷药师如来加持,希望逃过刁难。


结果众目睽睽之下,恶少揭开的箱子里,八爪章鱼化作八卷法华经,熠熠生辉。


围观众人大惊,纷纷跪倒,合掌称颂药师如来。


章鱼后来恢复原形,潜入寺院旁池中,


善光法师之母在药师如来佛力加持下恢复健康。


由此,再加该寺院此后也多有灵验,民众亲切地称此为“蛸薬師”。


この話は良く知られていてご存知の方も多いでしょう。


それにしても善光のお母さんは重病でしんどいときに「タコ」が食べたいって、びっくりですね。


タコ焼きとかタコせんべいならまだ食べられるかも……


なにはともあれ、ご利益1000倍のこの日に


コロナに負けず、インフルエンザにかからず、健康でいられるよう「薬師如来さま」にお祈りしたいと思います。