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京都 勝持寺で紅葉を愛でて歴史を感じる

勝持寺

京都西山にある勝持寺は天台宗のお寺です。

 

この時期の紅葉、春の桜もみごとで、「花の寺」と呼ばれています。


動画はこちら

西暦679年天武天皇のみことのりによって、役行者が創建したのが始まりです。

 

その後西暦791年に伝教大師が桓武天皇の勅を受けて再建されました。

 

元は49の塔頭がひしめく大寺院でしたが、応仁の乱で仁王門以外の建物が全て焼けてしまい、今ある建物はその後に再建されたもので、江戸時代の第5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院によるものもあるそうです。

 

境内には植えられたもみじが100本、自生しているのは数えきれないほどあって、真っ赤に染まった木、まだ緑が残っていて色が交差する木、それぞれの美しさに目を奪われ、また地面にぎっしりの落ち葉は、まさに赤い絨毯のようで踏むのがためらわれるほどでした。

 

阿弥陀堂のそばに瑠璃光殿があります。

 

靴を脱いで引き戸を開けると、仏像群がすぐ目の前に!

 

あまりの近さに圧倒されました。

 

本尊の薬師如来像は鎌倉時代、そしてその胎内仏は平安前期のもので、日光月光菩薩、12神将像、金剛力士像があり、さらには西行法師像もありました。

 

これだけ一カ所に集まって安置されているのを見て、東寺の立体曼荼羅を彷彿させました。

 

仏様たちが本当に圧巻で、普通ならここは別料金で参拝するようなところだなと思いました。

 

外に出まして右側の階段を上ると不動堂です。

 

御堂の中にお不動様が祀ってあるかと思えばそうではありません。

 

御堂の横からぐるっと後ろに回ると、岩の中に不動明王が安置されています。

 

え〜外なん???

 

このお不動様、弘法大師が刻まれた像で、目の病気など諸病平癒にご利益があると言うことです。

 

階段を降りてくると、有名な西行お手植えの西行桜です。

 

西行法師は平安時代の歌人。

 

もともとは武士で鳥羽上皇に仕えていて佐藤義清と言いました。イケメンで武術にも長けていたとか。

 

23歳の時にこの勝持寺で出家しました。いろいろあったらしいです。

 

いろいろあるのは昔も今も同じ・・・・・

 

境内には、西行がこの石に向かって髪を下ろしたという鏡石、顔を映したという瀬和井の泉があります。

 

西行法師の有名な歌というと・・・

 

花見んと群れつつ人の来るのみぞ

あたら桜の咎にはありける

(桜を見ようと大勢の人が来る事は、ひとりで静かにいたい自分にとって惜しむべき桜の罪であるよ)

 

桜の時期、昔からたくさんの人がここを訪れたのですね。

 

そして西行は普段はここで静かに心安らぐ時を過ごしていたということでしょうか。

 

また、歌については、戦国時代に三日間で千句読む「大原野千句」がここで開かれたそうで、そんなにたくさんよめるほど、ここには歌になる題材が豊富だったのでしょうね。

 

格別の美しさの紅葉の中、

歴史を肌で感じるひとときでした。


这一次我来到素有“花之寺”美誉的胜持寺,饱览明丽的红叶,也能够亲身体验胜持寺的悠久历史。