京都西院の春日神社から四条通りを西に向かっていくと四条中学校があり、
この学校を過ぎてすぐの道を川沿いに南に下がると、木が茂った一角が見えてきます。
ここが「西院の野々宮神社」
春日神社から歩いて10分ほどの距離です。
野々宮神社と言えば、嵯峨嵐山の神社が思い浮かびますが、じつはここの方が古い!!!
由緒書きによりますと、
御祭神は倭姫命と布勢内親王
ご利益は心願成就 女人守護
この二柱の神様はともに伊勢神宮に斎王としてお仕いされた方で、
この地は平安時代に伊勢神宮の斎王に選ばれた皇女が伊勢へ赴かれるまでの間、
心身を清められるための野々宮が築かれた聖地です。
各地に「野々宮」の名称がつく神社はありますが、ここが発祥とされています。
またここは王朝の人々の恋の舞台になったところでもあり、知る人ぞ知るのところです。
江戸時代以降は、西院春日神社の御旅所となりました。
10月第二日曜には、春日神社のお神輿がここに御渡され、賑やかな祭典が営まれます。
古くは、機織りの守護神として、後には広く女人の守り神として女性の崇敬を集めています。
「女性を守ってくれる神様」なら、しっかりお参りしなければ。
この辺りは、四条通りから少し入ったところで、人通りは多くありません。
知らなければ、見過ごしてしまいます。
私は、この辺りはもう数えきれないほど通ったことはあったのですが、
そんな歴史があるとは、最近まで知りませんでした。
え〜、そうだったの!とまた、新発見。
「なるほど.そうだったのか」という中国語は、
原来如此 yuán lái rú cǐ
啊!原来如此。 Ā!Yuánlái rúcǐ/ああ,そうだったのか。
原来如此,事情是这样啊。Yuánlái rúcǐ,shìqíng shì zhèyàng ā /なるほど、そうことだったのか。
便利でよく使う表現です。是非覚えて使ってみて下さい。