この連休期間、買い物に行く以外は、どこにも行かなかったので、昨日の連休最終日は、買い物から足を延ばして等持院に行ってきました。
いつものスーパーに買い物に出かけた途中で、急に思い立ったのです。
なので、私は「ノーメイク」「ぞうり」、主人も「ぞうり」しかも靴下も履かずの裸足で、ふらっと出かけました。
この等持院は、嵐電(京福電鉄)の北野白梅町の駅から1つ西の「等持院駅」から歩いて約10分のところにあります。
この日は小雨でもあり午後でもあったので、参拝客はとても少なく、私たちが方丈とお庭を拝観した時は、貸し切り状態でした。
ここならコロナ感染の危険は全くないなと、存分に季節の花であるツツジや菖蒲などを楽しむことができました。
説明書によりますと、等持院は西暦1341年、足利尊氏が創建しました。
後に足利将軍歴代の菩提所となり、「霊光院」には足利歴代の将軍像が安置されています。
この「霊光院」に入るときに、少し怖い感じがしたので、主人の腕を掴みながら、「こんにちは、こんにちは、失礼します」と何回もお辞儀をしながら入っていきました。
まず足利尊氏が日頃「念持仏」として信仰していたと言う「おじぞうさま」に手を合わせ、初代からずっと15代の足利将軍像を手を合わせながら拝観しました。
そのうち、怖さもなくなってきて、「ああ、この将軍の時代は・・・」と思い出しながらそれぞれの像に見入りました。
初代の足利尊氏は、戦前までは逆賊扱いだったそうですが、後醍醐天皇から「尊」の字を賜るほどで、とても器量の大きい人物だったとのこと。
お庭の中にある尊氏のお墓の前で手を合わし、680年前の人物像に思いを馳せました。
心字池がある庭園は無窓国師が作ったと伝えられる、本当に心が落ち着くお庭でした。
この数日ずっと家にいて気分が落ち込みがちでしたが、境内を一周した後は、とても清々しくすっきりしました。