今日2月11日は初午で、「お稲荷さん」の日です。
初午とは、2月最初の「午(うま)の日」。
711年2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日。
本来なら今日お参りに行きたいところですが、緊急事態宣言発令中で、それもままなりません。
稲荷大社と言えば、中華圏の方々に「千本鳥居」は特に人気で、コロナ禍の前は、もう押し合いへし合い、満員でした。
朱色の鳥居
なぜ朱色なのでしょうか?
朱色は、魔力に対抗する色ともされていて、古代の宮殿や神社仏閣に多く用いられています。
朱の原材料は水銀=丹です。これは昔から木材の防腐剤として使われてきました。
朱色の顔料は「辰砂(しんしゃ)」という鉱物で、硫化水銀からできていて、水銀を精製するのに用いられ、また錬金術でいう「賢者の石」のモデルとも言わたそうです。
「丹生(にゅう、にう)」と名の付く土地は、古に文字通り辰砂が産出した土地であったり、水銀の精錬など辰砂の加工に関わる人たちが住んでいた土地であったと言われています。
また、この辰砂は「不老不死の薬を作る原料になる」という説もあるそうです。
水銀が薬になるの?たいへん疑問ですよね。
でも以前に見た時代もののドラマでは、毒で病を治す場面もあり、「毒を以て毒を制す」‟以毒攻毒yǐ dú gōng dú”というのは、あながち嘘ではないのかなと思いました。
「不老不死の薬」を手に入れることは、危険を隣り合わせにしての「あこがれ」‟憧憬 chōngjǐng”でしょうか?
今は行けませんが、昨年の夏に、久しぶりにお参りに伏見稲荷大社に行きました。
いつもガイドの仕事で行くときは、大型バスかハイヤーですが、その時はプライベートだったので自家用車で行きました。
普通京都の寺社仏閣はたいてい駐車料金がかかります。
ある所では10分間停めるだけでも1000円します。
そんな中で、伏見稲荷大社の駐車料金はなんと無料でした。
参拝者のみで、他の用事のための駐車はお断りということでしたが、ちょっと意外で、結構大盤振る舞いだなぁと思いました。
2月12日(金)は春節。。明日20:00からフェイスブックでライブ配信します。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。
2月22日(月)インバウンド関係のセミナーに登壇し、「通訳ガイド」の目線で新しい観光創出についてお話しします。