「水際対策」が緩和、訪日外国人客の回復に向けた好材料
中華圏からのお客様にも大きな変化
私は中国語の講師もしていますが、1990年から中国語の通訳案内士、いわゆる中国語を使って観光のガイドをする仕事を始めました。
この間、世界の社会情勢が変わり、中国からのお客様にも大きな変化が見られました。
例えば90年代は中国本土から日本に来られる方はビジネスの合間に観光をするというのがほとんどで、
買い物は100円ショップにお連れすると喜ばれた時代でした。
2000年になって日本政府が中国人団体観光客へのビザ発給を開始し、その後個人観光客にも広がりました。
そして2010年にそのビザの発給要件が緩和され、訪日観光客が一気に増えてきました。
中国人観光客の買い方にビックリ
中国の方々にとって日本は近くて行きやすい国です。
ご存じのように、今は裕福な方が増え、ショッピングを目的に来る方もたくさんいます。
かつての「爆買い」も今では懐かしくなってしまいましたが、
例えば、お土産のお菓子を買うにしても、日本人だと、普通1箱を買って数人にその中の小袋を渡しますが、
中国の方は、「そんなみみっちい、ケチな事はできない、人にあげるのなら丸ごと1箱あげなければこっちがカッコ悪い」と、一度に10箱、20箱と買われるので、段ボール箱やガムテープを探すお手伝いを何度となくしました。
そのまま観光客が増え続けると思いきや、想像もしなかったコロナ禍です。
「水際対策」が緩和
この3年、苦しい期間ではありましたが、ようやく今日3月1日の午前0時から中国対象の「水際対策」が緩和されます。
中国本土からの直行便による全入国者へのウイルス検査がなくなり、最大20%程度の入国者を対象とする抽出検査に切り替えるとのことで、
さらに中国本土からの到着便を成田、羽田、関空、中部の4空港に限定している措置は撤廃し、増便も認めるというのは、地方の空港にとってうれしいニュースです。
まとめ
コロナ禍前、訪日外国人全体の約3割を占めていた中国人観光客。
まだ団体旅行は解禁されていないので、以前のようになるにはまだ時間はかかりそうですが、
中国に対する水際対策の緩和は、訪日外国人客の回復に向けた好材料です。
お店や宿泊施設で、中国語で簡単な声掛けをしてみませんか。
相手はきっと「笑顔」になること間違いなしです。
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