京都御苑の雪景色
このところ寒い日が続いています。
先日の寒波で京都市内も雪が積もりました。
寒くはありますが、普段と違った雰囲気の景色が見ることができ、これもまた趣があり素敵です。
京都御苑の南西にある「拾翠亭」。
屋根には雪が積もっています。
しかしながらその前にある「九条池」には氷はっていませんでした。
ということは池の水は、たまり水ではない?
九条邸の池は,もともと御溝水(内裏の殿舎や塀に沿って設けられた溝(みぞ)を流れる水)として南へ流れてきた水を溜めていた池を,後に庭の池として改造したものだそうです。
「閑院宮邸跡」の庭園内の池
このすぐ近くに「閑院宮邸跡」がありますが、その中にも池があります。
こちらもやはり凍っていない。
この二つの池、昔はつながっていたそうですよ。
そしてこの水は地下水だそうです。
地質条件などにも影響されますが、同じ地点の同じ帯水層の地下水温度は年間を通してほぼ一定と言われています。
どおりで池の水が凍っていないわけです。
京都は、特によい条件を具え持ち非常に良質な地下水に恵まれています。
京都得天独厚有着非常优良品质的地下水。
Jīngdū dé tiān dú hòu yǒu zhe fēicháng yōuliáng pǐnzhì de dìxiàshuǐ.
解説:
得天独厚[dé tiān dú hòu]
成語で「特に天分(天恵)に恵まれている.特によい条件を具え持つ.よい環境に恵まれている」という意味で、人の素質や土地の自然条件・環境についていうことが多いです。
寒くはありましたが、普段と違う景色を見て、それから感じたり考えたりすることもいつもとは違って味わい深い雪景色でした。