京都通の隠れた新名所
昨日は「京都堀川インの散策ツアー」で「京都市平安京創生館」に行きました。
ここは平安京に関することが一気に分かる展示施設です。
キャッチコピーが「京都通の隠れた新名所」。
現在の京都の礎ともなった平安京が一望できる「平安京復元模型」や、
発掘調査で出土した物や復元品なども展示されていて、「平安京のくらしと文化」がよく分かります。
目を引くのが赤い柱の建物の模型。
これは何?
これは「豊楽殿」の模型です。
豊楽殿って?これもあまり聞いたことがない!
豊楽殿とは,平安京で外国の使者を迎えての宴会や大嘗祭など,国としての大宴会を行う施設である豊楽院の正殿です。
ああ、宴会場ですか。
その規模は東西約46m,南北23mといいますから相当大きな建物です。
東西約46mって、もう約50m。
私が小学校の時に50m走があり、50mを何秒で走れるか計りましたが、50mは長くて走るのしんどかったのがよみがえります。
また小学校のプールは25mで当時は途中で足をつかずに泳げない長い距離でした。
50mはその倍ですから、もうどんなけ(どれだけ)長い。
それほど大きくて、朱塗りの柱と白壁がとても華やかな建物だったそうです。
これは今の平安神宮の社殿のモデルになったと言われています。
今の平安神宮↑↑
その豊楽殿がかつてあった場所にも行きました。
「京都市平安京創生館」から歩いて3分位のところです。
ここには今は何の建物も建っていませんが、先ほど見た模型を思い浮かべて、
「ああいう形の巨大な建物がここにあって、大宴会が開かれていたのか、どんなごちそうがあったのかな」と思い巡らすと、一見ただの空き地がおもしろく見えてきます。