京都の市街地、高辻通室町西入ルに「繁昌神社」があります。
かつては班女神社(はんにょじんじゃ)と呼ばれていましたが、いつしか訛って繁昌神社(はんじょうじんじゃ)と呼ばれるようになったそうです。出来たのは平安時代。
繫昌とは、いいネーミング
この「班女」についての説明書が境内に置いてありました。
それによりますと、藤原家の娘にある美しい姫がいました。姫は清和天皇の寵愛を受けましたが、周囲にねたまれて宮中を追われてしまいます。
中国の唐の故事に似た話があり、その中国のヒロインは「班女」と言いました。藤原の姫は自分の悲しい境遇をそれに例えて、自分のことを「班女」と称したと言います。
能の演目にもなっています。
繫昌神社のすぐ近くに、班女塚がありました。
高辻通から少し北へ入ったところです。
高辻通りのこの辺りには、今まで数えきれないほど来ていますが、
このような塚があったとは全く知りませんでした。
先ず目についたのが、この旗です。
目前,尚不明新冠病毒疫情何时才能平息,希望疫情早日消除,大家恢复正常工作和生活。
現在、新型コロナウイルス感染症がいつ収まるかはわかりません。早期終息して、みんなの正常な生活と仕事が戻るよう願っています。
班女さまにもしっかりお願いしました。
京都には本当にたくさんの神社仏閣がありますね。
街の景色に溶け込んでいて、いつも通っているのに全く気付かない・・・
そんな神社やお寺も古い歴史が息づいていることを
改めて知らされました。