こんな質問受けました
先日、受講生の方からこんなことを聞かれました。
「先生、この前、中国のドラマを見ていて最後に『彩蛋』って書いてあったんです。
『蛋』は『たまご』という意味でしょう。
でも『たまご』なんて全然出てこないんです。
それに『彩』ってついてるし。さっぱり分かりません。
『彩蛋』ってどういう意味ですか? 」
ニワトリのたまご、アヒルのたまご、ウズラのたまごは食べたことがあるけど、彩たまごって何?食べたことありませんよね。
「彩蛋」とはインターネット上の流行語で、映画やドラマの本編が終わった後、もしくは最後に出演者やスタッフなどの名が字幕で流れる時に、流れるいくつかの映像を指します。
続きはどうなるのか、もしくは本編のクライマックスを再び盛り上げるために流れるちょっとしたサプライズ。
日本語ではいわゆる「おまけ映像」のことですね。
どうして「たまご」???
復活の日として知られるイースターは、欧米では非常に重要な祝日です。
12世紀以降、ヨーロッパ各国では、庶民の間でゆでたまごを赤く塗った色のついたたまごを贈り合う習慣が始まりました。
一般家庭では、親が絵付けしたたまごを家のどこかに置いて、子どもたちに見つけてもらいます。
隠された驚き、サプライズです。
後に、映画やテレビ番組などで、隠された驚きのメッセージや機能を表す言葉として使われるようになりました。
最初は、ハリウッド映画でよく見られる映画の「彩蛋」として人気が出ました。
ハリウッドのプロデューサーは、映画の最後に出演者の字幕が出た後に、映画の筋書きの説明や続編の舞台となるような隠しストーリーを追加することが多いのです。
過去には、『アイアンマン2』や『パイレーツ・オブ・カリビアン3』などのハリウッドの大作も「彩蛋」がありました。
実際、観客の多くは出演者の字幕を最後まで見ません。
出演者の字幕が出た途端、観客は次々と劇場を出て行ってしまいます。
しかし、ハリウッドの大作映画では、最後の「彩蛋」が人気で、これが流れるまで待つという観客が増えているそうです。
流行語も、その背景を知れば理解しやすく覚えやすいですね。
良知学舎では、そんな新しい言葉も授業で取り上げて解説しています。
教室での対面授業は
月曜日隔週 18:30〜20:00
金曜日隔週 10:00〜11:30
場所:ウイングス京都 会議室
一度見学にいらしてください。
詳しくはこちらのホームページをご覧くださいませ。