「シラス」。
時代劇で悪者がお裁きを受ける「白洲」ではなく、
なにかを「知らす」でもなく
小魚のほうのシラスです。今夜のおかずです。
かつお節と減塩醤油をかけていただきました。
シラスはたんぱく質やビタミンD、カルシウムやマグネシウムが豊富ですね。
たくさん食べて骨粗しょう症予防!
それにおめでたい、お頭付き!(あたりまえ〜、頭を一匹ずつ取っていたら日が暮れる〜)
そんなシラスですが、これは体に色素がなく白い稚魚の総称で、食卓に載るシラス干しは、カタクチイワシやマイワシの稚魚を原料魚としたものだそうです。
シラスとそっくりなのが、中国無錫の太湖が産地として有名な「銀魚」(シラウオ)です。
あの「無錫旅情」の無錫です。35年前の歌ですから古いですねぇ。
「無錫旅情」の歌詞の一部
「上海 蘇州と 汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ」
私はかつてその無錫に行ったときに太湖で遊覧船に乗り、近くのレストランで「銀魚」の卵とじを食べました。
見たところまさしくシラス。
その時は、「へー、中国にもシラスがあるのか」と思っていました。
そしてこの「銀魚」はとても高価だと聞いて、
日本のシラスはそんな高くないのになと思っていたら、
実はこれ、別もの!
太湖银鱼属于淡水魚,长约七至十厘米,体长略圆,细嫩透明,色泽如银,因而得名。
Tàihú yínyú shǔyú dànshuǐyú,cháng yuē qī zhì shí límǐ,tǐ cháng lüè yuán,xìnèn tòumíng,sèzé rú yín,yīn'ér démíng.
この中国語の文章の日本語訳は↓↓
太湖の銀魚は淡水魚で、体長は約7〜10cm、体はやや丸みを帯び、細くて柔らかく透明感があり、色は銀色であることから、この名前が付けられました。
銀魚は、シラウオのことで、細長く半透明の優美な姿から、女性の細くて白い指を「シラウオのような指」とたとえることがありますね。
シラスとシラウオ、素人には区別がつきません。