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京野菜の「堀川ごぼう」をご存知ですか?
堀川ごぼうは直径6 - 9cm、とても太いのが特徴です。
太いから硬いかと思ったら、柔らかくてびっくり! 美味しいです
11月上旬から12月下旬にかけて収穫するので、まもなく旬を迎えます。
この堀川ごぼうは、もともとどこに生えたでしょう?
答え:ゴミ捨て場
ええ?どういうこと?
平安宮の多くの建物が大火事で焼けてしまい、もう再建されませんでした。
そして、この辺りはだんだん廃れていってしまい、鎌倉時代には一面野原になって「内野」と呼ばれました。
その後、豊臣秀吉がここに関白の公邸として「聚楽第(じゅらくてい/じゅらくだい)」を造りました。
聚楽第は堀と石垣で囲まれ、やぐらがあるなど城郭の様式を取り入れた邸宅でした。
天皇をお迎えする行幸と、外交使節との会う場所はこの聚楽第でした。
秀吉は天下統一を果たした翌年の1591年に、関白職と聚楽第を甥の秀次に譲り渡しました。
しかしその後、秀吉と秀次の関係が悪化!
秀吉は秀次を高野山で切腹させ、聚楽第をこわしてしまったのです。
聚楽第が壊されたあと、その堀はゴミ捨て場となりました。(地面より掘ってあるからゴミが捨てやすかったのか)
そしてこの聚楽第のお堀だった所は、有機物に富んだ良い土壌になりました。
食べ残しのごぼうが捨てられていたものが、偶然めっちゃ大きく成長し「デカデカ」になったのがきっかけとなり、堀川ごぼうの栽培が始まったと言われています。
「ごぼう」は、中国語で、‟牛蒡 niúbàng”
作蔬菜栽培时,选择土层深厚、疏松的沙土或壤土,土壤有机质含量丰富,pH值6.5〜7.5为宜。
Zuò shūcài zāipéi shí,xuǎnzé tǔcéng shēnhòu、shūsōng de shātǔ huò rǎngtǔ,tǔrǎng yǒujīzhì hánliàng fēngfù,pH zhí 6.5 ~ 7.5 wéi yí。
訳文:
野菜として栽培するには、有機物が豊富でpH6.5〜7.5の、深くて柔らかい砂質やローム質の土壌を選びます。
堀川ごぼう、近所のスーパーであまり見かけません。
見つけると、うれしくてすぐ買います。
お値段は普通のごぼうの数倍しますが・・・・・・。
でも、実際に食べておいしいですし、これって400年前からある野菜と思って食べると面白いですよ。