先日女子体操会の第一人者のアメリカ選手シモーネ・バイルズさんが、東京五輪で途中で棄権した、とのニュースを見ました。
うつに苦しんでいたとのことです。
今大会では、コロナ禍で家族や友人と離れて競技に望まなければならないのが、ストレスになっているとも報道されていました。
そんな大選手でも、耐え切れないほどの重圧なのですね。
以下は中国のネットに載っていたものです。
选手们背后的辛苦付出,承受的巨大压力,身体的伤痛又有谁关心呢?
Xuǎnshǒu mén bèihòu de xīnkǔ fùchū,chéngshòu de jùdà yālì,shēntǐ de shāngtòng yòu yǒu shéi guānxīn ne.
舞台裏でのハードワークや、選手にかかる多大なプレッシャー、肉体的な怪我など誰も気にかけません。
人人都只关心结果,不管过程。
Rén rén dōu zhǐ guānxīn jiéguǒ,bùguǎn guòchéng.
誰もがプロセスではなく、結果のみを重視しています。
選手の声とネットユーザーの声
金メダルを期待されていたけど負けてしまったある選手は、
「私自身、まだ結果を受け入れられず、チームに申し訳ないと思っています。 今までみんなが私たちを見てくれていて、みんながたくさんのことをしてくれて、応援してくれたけど、今日の試合の過程や結果では、ベストを尽くすことができなかった」と述べました。
これに対して、ネットユーザーからこのような書き込みもありました。
「国中の人々の最高の期待を背負っていた彼らが、試合に負けて誰よりも動揺していたことがわかります。
しかし、コメント欄には相変わらずネガティブなコメントが並んでいます。
私たちは皆、失敗したことがあり、失敗する気持ちを知っているのに、なぜ彼らの立場に立って、思いやりを持って接することができないのでしょうか。」
またこのようなコメントも寄せられました。
「何を謝ることがあるの? 頑張ってきたのはあなたで、私たちは何もせずにあなたの栄光を分かち合い、あなたのおかげで誇りと自信を持つことができました。私たちが「ありがとう!!」と言うべきです。 あなたは国の誇りです!」
どこの国の人も、想いは同じですね。
8月になりました。五輪もあと1週間。
各国の選手のあつ〜い戦いは続きます。
重圧を力にして
がんばれ! (日本語)
加油! (中国語)
Go for it! (英語)
Buona fortuna! (イタリア語)