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安全週間を「安心」に

今日7月1日は国民安全の日

今日から「全国安全週間」が始まります。

 

交通事故などの災害を防止しようと制定され、

 

暑さで気の弛みから事故が多発する、夏場の一日が選ばれたそうです。

 

安全で、安心できる環境づくりが欠かせません。




 

 

安心と放心

「安心」は、中国語では‟安心 ānxīn” も ‟放心 fàngxīn”も使いますね。

 

‟放心 fàngxīn”は、ここでは日本語の「心を奪われてぼんやりする、放心状態」、などの意味ではありませんよ。

 

この二つは、どのようなところが同じで、どのようなところが違うのでしょうか。

 

 

安心と放心の、同じところ

 

心が平穏で落ち着いているということを表します

述語として使えます

目的語になれます


安心と放心の、違うところ

  

安心は、心が安定していて、邪魔されないことに重きが置かれます。

  また、目的語になるのは、普通は事物で、人ではありません。

 

  例文:

  安心工作/腰をすえて仕事をする

  希望你安心休养/心置きなく休養されるように希望します。

   

放心は、心の憂いや心配事がなくなって、気持ちが安定する事に重きが置かれます。

  また、目的語になるのは、事物でも人でもオッケー。

 

  例文:

  放心肉/安全な(豚)肉.汚染されていない(豚)肉

  放心菜/安全な野菜

  总有些放心不下年幼的孩子/幼い子どものことが心懸かりだ。


安心のもうひとつの意味

中国語の‟安心”には、気持ちが落ち着いている、という意味のほかに、

 

「よくない下心がある、悪だくみがある」という、全く違う意味もあります。

 

例文:

 

他安着什么心?/=彼はいったい何のつもりか?

你安的什么心?/君,いったい何を考えているのか(どんな魂胆か)?

没安好心。/よい考えを持っていない、よからぬ考えを持つ.

他安心害人。/彼は故意に人を陥れる.

安心不良/腹黒い、了見が悪い.

 

 

●もうひとつの安心は、まったく「あんしん」できません。

 

「全国安全週間」は、「あんしん」して、事故やケガがないよう安全活動に取り組んでいかなければなりませんね。