京都の二条城の周りをジョギングやウォーキングしている人をよく見かけます。
この二条城の一周ぐるりは2km弱だそうで、自分の走ったり歩いたりしたい距離の目安が分かりやすいです。
ちょっと散歩なら1周
マラソンの練習なら21周!うわ〜目がまわる!
ここで、もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(26)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をします。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・やりますね〜〜〜!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
今日の文章
你在二条城的护城河游泳过吗?
どこが間違っているでしょう?
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この‟游泳”は、離合詞です。
離合詞は、動詞そのものがV+Oの形になっていて
みたところ、まるで1語のようです。
でも実は1文字目と2文字目の関係は、
「動詞+目的語」の関係で、
場合によってはその間に他の成分が入ったりします。
離合詞はたくさんあります。
结婚
散步
握手など
本当にみたところ、まるで1語
でも構造的には「動詞+目的語」の関係で、
结婚→(结+婚)
散步→(散+步)
握手→(握+手)という形です。
この離合詞の特徴の一つとして、
助詞「过」は、離合詞である「動詞」と「目的語」の間に置くということがあります。
なぜなら、「过」は動詞の後について、「〜をすませる」や「〜したことがある」という意味をあらわして、
目的語となる語のあとにはつけられないからです。
〇结过婚
×结婚过
〇散过步
×散步过
〇握过手
×握手过
なので今日の文章は
正しくは
你在二条城的护城河游过泳吗?
Nǐ zài èr tiáo chéng de Hùchéng Hé yóu guo yǒng maと“游泳”の間に”过”がサンドイッチされます。
訳文:
あなたは二条城のお堀で泳いだことがありますか?
「そら、ないやろ」って?
でもトライアスロンの試合が大阪城で開催された時、お堀で泳いでましたね。
言葉ができると視野が広がります。