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見た目はやはり「筆」!つくし(土筆)は中国語で「筆頭菜」

見た目はやはり「筆」!つくし(土筆)は中国語で「筆頭菜」

春の訪れを告げる植物に「つくし」が挙げられます。

 

食用ですが、スーパーなどではあまり見かけませんね。

 

日本語で「つくし」は「土筆」と書きますが

 

中国語では「笔头菜bǐ tóu cài」

 

日本語の漢字で書くと、「筆頭菜」。

 

日本語でも中国語でもともに「筆」という字がついています。

 

見たところ本当にそっくりそのまま筆のようですね。



‟笔头菜”

‟笔头菜”也叫做‟问荆”或”杉菜”,是野菜的一种,分布在山上,由于看上去像毛笔,因此命名,但由于本身具有一定的毒性,所以食用前必须经过烫煮等程序,方可以去除本身的毒素。

 

‟bǐ tóu cài ”yě jiào zuò ‟wèn jīng ”huò ”shān cài ”,shì yě cài de yì zhǒng ,fēn bù zài shān shàng ,yóu yú kàn shàng qù xiàng máo bǐ ,yīn cǐ mìng míng ,dàn yóu yú běn shēn jù yǒu yí dìng de dú xìng ,suǒ yǐ shí yòng qián bì xū jīng guò tàng zhǔ děng chéng xù ,fāng kě yǐ qù chú běn shēn de dú sù 。



訳文:

 

「筆頭菜(つくし)」は「問荊」や「杉菜」とも呼ばれ、山菜の一種で、山に分布する。毛筆のように見えるため、この名がある。しかしそれ自体に毒性があるので、食べる前にゆでるなどの過程を経て、やっと毒素が除去できる。→ゆでるなどしないと毒素が除去できない。

 

解説:

野菜yěcài

日本語でいう「野菜」ではありません。

食用になる野生植物、山菜を指します。

日本語の「野菜」は“蔬菜shūcài”といいます。

 

方fāng

 

〜して、〜してから)初めて、やっと

 

また、つくしには利尿、止血、呼吸困難や喘息の改善、咳止めの効用があるそうです。



つくしの思い出

幼稚園の頃、京都北部の祖母のところに行ったとき、たくさんのつくしを摘みました。住んでいた京都市内では見かけなかったので、めずらしくていっぱい摘んだのです。ひとまとめにして置いておいたのですが、遊びに夢中になって、それを持って帰るのを忘れてしまいました。忘れたことに気づいた私は、「うわあ、置いてきてしもた、誰かに盗られたらどうしよう!」と一目散に走って取りに行ったのですが、あまりに慌てて、こけてしまい、膝には血が滲み、服はドロドロ。祖母は「つくしなんていっぱい生えてるから誰も盗らへんよ」。私にすれば「ええ?そうなん?めずらしいもんやから、盗られるかと思った」。祖母は、私の膝を拭いて赤チンを塗ってくれました。そして私の着ていたセーターをきれいに洗ってくれました。


「つくし」はめずらしくて貴重なものというイメージが、なぜかいまでもずっと残っているのです。