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日本のお城の石垣はどうしてレンガではなく「石」が使われているのか

 

この写真は京都二条城の北東側の外堀です。

 

中国では、主な建築材料は「レンガ 砖zhuān」ですが、日本のお城の石垣はどうして「石」を使っているのでしょうか?



お城の専門家に聞きました。

 

「日本は火山の国で、火山から噴出した石が豊富だったから」



「日本のお城は、総構え(街全体を囲んだ堀や土塁など城壁)構造で、堀を掘った時の土や石をそのまま使って土塁や石垣を作ったから」

 

へえ〜、なるほど。

 

生活の中で身近にあるものを先ず使いますね。あるもので何とかしようとします。

 

湿気の高い日本ではレンガは水を吸ってカビやすい、崩れやすい、地震に弱い、などもあって使われず

 

レンガ建築の技術は、近代化とともに幕末になって導入されたそうです。





石垣の石の積み方もいろいろ。よく見れば、

 

写真の右側の石垣は、石が加工されていなくてそのまま使われています。(写真が小さくて見えにくくてすみません)

 

これは「野面積み(のづらづみ)」と言い、

 

一番古い積み方で、大きいの、小さいの、とがったの、ひらべったいの、不揃いな石を噛み合わせて積むのは、まるでパズル。

 

「匠の技」高い技術に驚きです。

 

また、形がバラバラな石を使うのですき間が空きますが、すき間があるほうが水はけが良くなり、地震の時にも揺れに強くなるそうです。





それに対して写真左側の石垣は、石の大きさがほぼそろって、見た目がきれい。

 

これは「切り込み接ぎ」と呼ばれ、すき間が全く無くて、敵が侵入しようとしても足がかりになるところがなく、登るのは難しい構造。

 

このように加工するのって大変ですよね。今のように、電気のこぎりや電気カンナなどはありませんから。

 

相応の道具と、そして労力が要りますね。

 

いや〜石垣は奥深い!