梅が見頃になりました。
梅は中国原産で、古くに日本に伝わリ、お花見といえば、今は桜ですが、昔は梅だったとされています。
梅にまつわることわざと、その中国語訳は
梅に鶯 相得益彰 xiāng dé yì zhāng
梅と桜 互相媲美 hù xiāng pì měi
そして、
「梅は食うとも核(さね)食うな、中に天神寝てござる」
核とは、果実の中心にある硬い部分。
梅干しを食べた後、種をさらに割ると白い小さなのが出てきます。その部分のことです。
「ええ?天神様が核の中に寝たはるの?
どういうこと?
めっちゃ狭いやん。
どうせやったら、もっと広いところで寝はったらいいのに・・・
そもそも、なんでそんなところに?」
このことわざは、
「生梅の核には毒があるから注意して下さい」と言う意味。
菅原道真が太宰府に左遷された後、庭の梅が追って飛んで行ったと言う飛梅の伝説から、梅の種子の核のことを、「天神様」とも言うそうです。
このことわざでは、天神様は「怖い、恐ろしい」たとえですが、
天神様は学問の神様ですよね。
緊急事態宣言が出ていて、今年はお参りに行けないけど
すこしでも天神様にあやかろうと、生梅の核をたくさん食べると
えらいことになるので注意です。
梅の次は、桜の季節。
新型コロナの感染が収まって、
例年通りお花見を楽しみたいものです。
ワクチンの接種が始まりました。普通のお花見が実現するかも!