これまで約30年間中国語の通訳ガイドをしてきて、仕事上、中国・台湾・香港等のお客様と一緒に食事をする機会がたくさんありました。
お客様が特に日本に来て食べたいもののひとつに「牛肉」があります。
「神戸牛」はかなり認知度が高く、京都に来ても「神戸牛」が食べたいと言う方がたくさんいらっしゃいます。
実際に食事代が何万円にもなるような時も度々です。
神戸牛も、もちろんおいしいですが、私個人的には、大阪の有名ホテルで食べた「米沢牛」が美味しくて今も忘れられません。
大げさなようですが、涙が出るほどおいしかったです。
そして、「佐賀牛」、私は大ファンです。
スーパーで「佐賀牛」を見つけると少しお値段高めでも、エイ!と買ってしまう事があります。
中華圏の方で、宗教や習慣上、お肉が食べられない方もいらっしゃいます。
私はその通訳で四日間ご一緒しました。
その方はこの間いかなる肉も、ひと口も召し上がりませんでした。
お好み焼きを食べに行った時に、豚肉を抜いてくださいと言われます。
さらには、鉄板自体に豚肉のエキスがついているからといって、全く食べない方もいました。
農業をしていると言うご婦人は、牛は畑を耕してくれるから食べるのはかわいそうとおっしゃっていたのを覚えています。
私の頭の上には、はてなマークが10個くらい飛びました。?????????????
理由は「養生」のためだということです。
養生と聞くと体の調子が悪くてしっかり休む事を考えますが、「健康に注意して元気でいられるように努めること」と言う意味では、食べないことも養生なのかと感心した覚えがあります。
でもまぁ私は「一般人」なので、今日買ったお肉を美味しくいただくことにします。
20:00からフェイスブックでライブ配信します。
中国のお正月料理やお年玉について「ダジャレ」を交えて紹介します。