中国圏の春節、今年は2月12日。
大みそかにあたる2月11日から17日まで、大型連休になります。
この時期、毎年、帰省ラッシュです。
今年はコロナウイルス感染予防対策のために、時期をずらしての帰省が目立つとのことですが、
それでも、人気路線のチケットはすぐに完売。
鉄道筋は、今年の春節期間、全国の鉄道旅客数は4億700万人で、1日平均のべ1018万人、
前年同期比93.4%増加し、2019年の春節と変わらないと予測しています。
春節期間中の航空券のなかには、列車のチケットよりも安いのもあるそうで、
例えば、北京から武漢への航空券の最低価格は285元(日本円約4560円)、
高速鉄道の2等席の運賃は522元(日本円約8350円)、
航空券は鉄道より237元(日本円約3800円)お得。
また、北京から成都、北京から杭州、杭州から広州への一部の航空運賃も、高速鉄道のチケットよりも安いそうです。
しかしながら、この時期、感染者の増加傾向が見られる所が多く、
黒竜江省の一部地域が新規感染者の発生を受けて、1月11日に都市封鎖に踏み切ったというニュースもあり、
「密」な人の流れが、心配されています。
対策として、北京駅の出入り口では、全面的に体温測定を行い、通路をオープンにしたり、
北京西駅では、乗客の移動距離を短縮するために、東西の待合室を双方向に解放したり、
PCR検査陰性証明書を提示できない場合、乗車禁止にする駅もあるということですが、
春節、感染が拡大しないことを祈ります。