とりわけ寒い日が続きますね。
朝夕は特にもう凍り付きそうです。
琵琶湖大橋のほとりでは、昨朝
「樹氷」が見られました。
樹氷は中国語で“雾凇wù sōng”,
“冰花bīng huā”、“树挂shù guà”とも言いますね。
“雾凇”を検索すると、次のように書いてあります。
雾凇是低温时空气中水汽直接凝华,或过冷雾滴直接冻结在物体上的乳白色冰晶沉积物,是非常难得的自然奇观。
樹氷は低温時に空気中の水蒸気が直接昇華、あるいは過冷却された霧のしずくが、直接物体に凍結した乳白色の氷晶の沈殿物で、とても貴重な自然の奇観である。
雾凇の凇の字は、「さんずいへん」ではなく、「にすい」です。
“凇”と“淞”はよく間違われ、
1984年3月に湖南科学技術出版社が出した《简明气象词典》では、
“雨凇”と“雾凇”の項目で、“凇”の字、全てが“淞”と記載されていたそうです。
“淞”は地名にしか使われず、
例えば江蘇に源を発し上海を経て、黄浦江に流れ込む“吴淞江”があります。
“凇”の用法は限定的で,気象の用語 “雨凇”“雾凇”にのみ使われます。
寒いですが、こうしためずらしい景色もこの時期ならでは。
収まらないコロナ禍、緊急事態宣言の発令。
本当にいつまで続くのか嫌になって、落ち込み、へこみます。
しかしながら、このような厳しい状況のなか、
朝の一時の樹氷のように、何か少しでも心が引き付けられるきれいなもの、美しいものをみつけると
ほんの少しポジティブな気分になります。
困難を乗り切りたいものです。