中国語では「五目」と言わない「五目そば」
先日、久しぶりにラーメンを食べに行きました。
注文したのは「海鮮五目そば」
「期間限定」の文字にひかれました。
五目とは、さまざまな具材が使われているもの、またはいろいろなものが入りまじっていることを言いますね。
料理では、いろいろな材料を、味や彩り栄養のバランスを考えて取り合わせたもので、
五目ごはんや五目ずし、五目焼きそばなどの具材にあたるもののことです。
五目といっても5種類に限るというわけではなく、多彩な具材のことをひとまとめにしてこう呼ばれているそうです。
「五目」にあたる中国語は‟什锦shíjǐn”。
‟什锦”の由来は……
四川の蜀錦はとても有名で、宋の時代、四川からの皇帝への献上品の中に、十種類の錦、つまり十種類の模様の錦織りがありました。
それぞれに名前がついていて、後に色違いの同じタイプのものを「什錦」と呼び、それが十種類の錦の略称となりました。
1930年代以降、異なる種類の似たようなものを一緒に合わせたものも「什錦」と呼ぶようになりました。
中国語意訳:
四川的蜀锦是非常有名的,大约在宋朝的时候,四川给皇帝进贡的东西里面,有十样锦,就是十种花纹的织锦,
每种都有各自的名字,后来就把不同花色的相同类型的东西称做”什锦”,即是十样锦的简称。
二十世纪三十年代以后也把不同类型的相似的东西的混合体叫”什锦”。
錦とは、鮮やかで美しいものを指して用いる言葉です。
「海鮮五目そば」”海鲜什锦面”もエビ、イカ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲが入っていて色鮮やかで、美味しかったです。