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「天道神社」の説明書きから

「天道神社」の説明書きから

京都にはたくさんの神社があります。

 

京都府神社庁に尋ねたところ、神社庁が包括している神社が、

 

京都府に1700余社

 

京都市に170社あるそうです。

 

その他にも神社庁に属していない神社もあり、その全体の数については諸説あるようです。

 

街の風景にすっかり溶け込んで、「当たり前」すぎていつも素通りの神社のなんと多いことか、と思います。

 

「天道神社」もその一つ。


場所は、仏光寺通の猪熊西入(堀川通と大宮通の間)。

そこにある紹介文によりますと、

 

お祀りされているのは、天照大神、八幡大神、春日大神。

 

元は現在の長岡京市に鎮座でしたが、桓武天皇の平安遷都と共に

 

今の東洞院御池上がったあたりに勧請。

 

後に今の場所へ。

 

平安遷都以前からあったとは、なんと古い神社びっくり

 

 

当時は皇族を始め京の人々が常々ここに集まった、と書いてあります。

 

この「当時は皇族を始め京の人々が常々ここに集まった」という文は


中国語で“当时皇族以及京城的人们常常聚集于此。”と書いてありました。

 

先日は完了の「了」がつかない例を紹介しました。

 

今日は、この「当时皇族以及京城的人们常常聚集于此。」という文で、動詞の「聚集」に「过」もつかないという点に注意です。

 

「常常」は、常に、しょっちゅうという意味で、動作や起きている現象が、慢性的に繰り返されているという意味の進行状態を表すので、経験の「过」というアスペクト(動きの展開上の段階)とは組み合わすことができません。

 

例えば日本語にしても、

 

常々集まっていた、常々集まった、とは言えますがOK

 

常々集まったことがある、っておかしいですよね。??

 

昔のことだから、過去の事だからという観念に引きずられないように注意しましょう。

 

細かいことかもしれませんが、ひとつづつ積み重ねていくと「達人」です。