京都弁と似ている中国語
中国語の教室「良知学舎(りょうちがくしゃ)」では、
京都の中心部にある「ウイングス京都」で対面の授業も行っています。
昨日の授業では「形容詞の重ね型」について解説しました。
一部の形容詞は重ねて使え、重ねることで、性質や程度を強調します。
例えば、
”高高的山,蓝蓝的天,白白的云是我向往的地方。”
この中の”高高的”,”蓝蓝的”,”白白的”はいずれもこの「形容詞の重ね型」です。
なのでニュアンス的に訳すと、「高い高い山、青い青い空、白い白い雲は、私の憧れの場所。」となります。
すると、ある東京出身の受講者の方が
「京都弁と似ている!京都弁は、形容詞を2回繰り返すでしょう」
ええ?ああ、あまり気にしていませんが、そういえば確かに言います。
「京都で、高い高い山ってどこやろう?愛宕山か?」
「今日はええ天気で、空が青い青いな」
「見てみ、白い白い雲、綿菓子みたいやわ」
他にも、「暑い、暑い」、「冷たい、冷たい」、「寒い、寒い」など普段よく使います。
中国語の「形容詞の重ね型」が京都弁と似ているとは、とても面白いですね。