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藤の愛情物語

藤の花

むかしから、藤の花は日本で高貴な花で

 

紫の花びらは高貴な色とされてきました。

 

藤は日本の代表的な書物にも多く登場します。

 

源氏物語を書いた「紫式部」、本来の名は「式部」だったそう。



藤の花に込められた意味は愛情、限りない愛、愛のためにすべてを捧げることを象徴しています。

 

紫藤花寓意着爱情,象征着无尽的爱恋,为爱甘愿奉献一切。

 

 

「藤の花の伝説」という中国語の物語があったので、日本語に訳しました。

 

昔々、あるところに紫色の服を好んで着る美しい少女がいました。 

 

自分を大切にしてくれる人に出会えるようにと、毎日、月の神に心から祈っていました。

 

そしてある日、ついに月の神は少女のそんな姿に感動し、夢の中でこう言いました。

 

「春になったら、裏山のアカシアの林で、白い衣を着た男に出会うだろう。それが、おまえが長い間待っていた相手だ」と。

 

少女はそのお告げを胸に待つことにしました。

 

春に花が咲く日、少女は喜びを胸に一人アカシアの木立に向かい、緊張と興奮の中、美しい愛の出会いを待ちました。

 

しかし、暗くなりかけても白い衣の男は現れず、少女はとても落胆しました。

 

そして草むらの蛇に足首を噛まれてしまいました。

 

少女は歩けなくなり、家に帰れなくなってしまい、夜の闇の中で、少女の心は恐怖と怯えに包まれました。

 

少女が絶望と無力感を覚えたその時、白い衣の男が現れ、蛇に噛まれた少女の足首の毒の血を口で吸い取り助けたのです。 

 

少女は感激し彼と深い恋に落ちましたが、白い衣の男は別の村の出身で、二人の結婚は村人たちに強く反対されました。 

 

少女は、仕方なく白い衣の男と結婚しないと決意し、 結局、恋人同士の2人は崖から飛び降りて死んでしまいました。

 

その後、2人が飛び降りた崖の端にアカシアの木が生え、藤が巻きつき、紫色の雲のように美しい花を咲かせたのです。

 

藤の花は木に巻きついて生きなければならず、一人では生きられないので、

 

人々は、「少女は藤の化身、アカシアの木は白い衣の男の化身、藤は愛のために生き、愛のために死んだのだ」と語り継ぎました。 

 


「藤の愛情物語」、どこかで聞いたことのあるような話ですかね?