今年の春節は2月1日。
ですので今日1月31日が旧暦の大晦日になります。
大晦日は中国語で、‟除夕 chúxī”です。
除夕(大晦日)は一年の最後の夜。
一年の最後の日を「歳除」と呼びますが、これは古い年を取り去り、新しい年に置き換えるという意味です。
除は除き去るという意味で、夕は夜、晩を指します。
除夕,为岁末的最后一天夜晚。
岁末的最后一天称为“岁除”,意为旧岁至此而除,另换新岁。
除,即去除之意;夕,指夜晚。
「夕を除く、除夕」のおはなし
その昔、「夕」という妖怪がいました。 この妖怪は悪者で、特に美しい少女を見ると、夜な夜な襲って悪さをし、食べてしまうのでした。
人々は心底憎んでいましたが、どうすることもできませんでした。
そんな時、七郎という猟師が、人々が夕に苦しめられているのを見て、夕を除外し消し去ろうと思いました。
そこで犬を連れてあちこち夕を探しまわりましたが、見つかりません。
そもそも、夕は日中は出てこず、日が落ちると出てきて悪さをし、夜中になると消えてしまうので、どこに住んでいるのか誰も知らないのでした。
七郎は夕を1年探し続けました。そして12月30日、この日の夜に夕がとうとう現れたのです。
七郎は猟犬を放し、夕に嚙みつかせました。 七郎と犬VS夕の戦いが始まりました。
しばらくして夕はこれはかなわない、逃げようとしましたが、犬に後ろ足を噛まれてとても逃げられません。
七郎は今だ!と、弓を引いて、一矢で夕を仕留めました。
それ以来、人々は12月の30日を「除夕」と呼ぶようになったのです。
そして、この日の夜には、各家庭では寝ずに年越しをし、爆竹を鳴らして厄を払い、幸せと幸運を迎えるようになりました。
传说很久以前,有一个妖怪叫“夕”。这家伙专门害人,特别是看见哪家有漂亮的女孩,晚上就要去糟蹋她。而后还要把女孩吃了才甘心。老百姓对它恨得要死,但又没有办法。有个叫七郎的猎人,见百姓被“夕”害苦了,就想除掉他。他带着狗到处找“夕”,找来找去始终没有找到。原来“夕”白天不出来,太阳落山后它才出来害人,半夜后又不见了,也没人晓得它住在哪儿。七郎找“夕”找了一年,这天已是腊月三十,这天晚上“夕”果然来了,七郎放出猎狗去咬他,“夕”就跟七郎和狗打了起来。过一会儿“夕”有点斗不过,想逃跑了事,哪晓得后腿被猎狗咬着不放。七郎趁机开弓猛射,一箭就把“夕”射死了。从那以后,人们就把腊月三十叫“除夕”。这天晚上,家家户户都要守岁、放火炮,表示驱除不祥、迎接幸福祥瑞。
この「夕」はワルですね~
最後は除かれた悪者の夕でしたが、七郎とその犬はどうなったのでしょう?
功績が称えられて、
金一封をもらった?
西郷さんのように銅像が建てられた?
それとも、風のように消えていった!?(それ、めっちゃカッコイイやん!)