感動と実践!中国語習得の理想的な道。充実のオンラインプログラムで自分に合った学習を。熱心な講師による丁寧な対面レッスン。さらに京都の名所旧跡を巡るツアーで生きた中国語を体験。学びの新たな旅へ。
  1. ブログ
  2. 悪者「夕」を除いた大晦日
 

悪者「夕」を除いた大晦日

今年の春節は2月1日。



ですので今日1月31日が旧暦の大晦日になります。

 

大晦日は中国語で、‟除夕 chúxī”です。


除夕(大晦日)は一年の最後の夜。

 

一年の最後の日を「歳除」と呼びますが、これは古い年を取り去り、新しい年に置き換えるという意味です。

 

除は除き去るという意味で、夕は夜、晩を指します。

 

除夕,为岁末的最后一天夜晚。

 

岁末的最后一天称为“岁除”,意为旧岁至此而除,另换新岁。

 

除,即去除之意;夕,指夜晚。

 


「夕を除く、除夕」のおはなし

その昔、「夕」という妖怪がいました。 この妖怪は悪者で、特に美しい少女を見ると、夜な夜な襲って悪さをし、食べてしまうのでした。 

 

人々は心底憎んでいましたが、どうすることもできませんでした。 

 

そんな時、七郎という猟師が、人々が夕に苦しめられているのを見て、夕を除外し消し去ろうと思いました。 

 

そこで犬を連れてあちこち夕を探しまわりましたが、見つかりません。 

 

そもそも、夕は日中は出てこず、日が落ちると出てきて悪さをし、夜中になると消えてしまうので、どこに住んでいるのか誰も知らないのでした。

 

七郎は夕を1年探し続けました。そして12月30日、この日の夜に夕がとうとう現れたのです。 

 

七郎は猟犬を放し、夕に嚙みつかせました。 七郎と犬VS夕の戦いが始まりました。

 

しばらくして夕はこれはかなわない、逃げようとしましたが、犬に後ろ足を噛まれてとても逃げられません。 

 

七郎は今だ!と、弓を引いて、一矢で夕を仕留めました。 

 

それ以来、人々は12月の30日を「除夕」と呼ぶようになったのです。 

 

そして、この日の夜には、各家庭では寝ずに年越しをし、爆竹を鳴らして厄を払い、幸せと幸運を迎えるようになりました。



传说很久以前,有一个妖怪叫“夕”。这家伙专门害人,特别是看见哪家有漂亮的女孩,晚上就要去糟蹋她。而后还要把女孩吃了才甘心。老百姓对它恨得要死,但又没有办法。有个叫七郎的猎人,见百姓被“夕”害苦了,就想除掉他。他带着狗到处找“夕”,找来找去始终没有找到。原来“夕”白天不出来,太阳落山后它才出来害人,半夜后又不见了,也没人晓得它住在哪儿。七郎找“夕”找了一年,这天已是腊月三十,这天晚上“夕”果然来了,七郎放出猎狗去咬他,“夕”就跟七郎和狗打了起来。过一会儿“夕”有点斗不过,想逃跑了事,哪晓得后腿被猎狗咬着不放。七郎趁机开弓猛射,一箭就把“夕”射死了。从那以后,人们就把腊月三十叫“除夕”。这天晚上,家家户户都要守岁、放火炮,表示驱除不祥、迎接幸福祥瑞。



この「夕」はワルですね~

 

最後は除かれた悪者の夕でしたが、七郎とその犬はどうなったのでしょう?

 

功績が称えられて、

 

金一封をもらった?

 

西郷さんのように銅像が建てられた?

 

それとも、風のように消えていった!?(それ、めっちゃカッコイイやん!)