京都嵐山渡月橋
橋の少し上流左岸に
「可動式止水壁」が
あるのご存知ですか?
先日、久しぶりに嵐山に行った時に、
作業服を着た十数人を見かけ、
油圧ポンプらしきもので検査点検を行っていました。
私は「ええ〜前はこんなの無かったやんな、何これ???」と思ったのです。
調べて見ると、この止水壁は今年の5月から運用が開始された新しいものでした。
2013年9月の台風18号が襲来し、桂川が氾濫し冠水しました。
それまでも大雨による被害が何度も起きていて、
こうした被害を防ぐためにこの止水壁が設置されたそうです。
嵐山は京都屈指の景勝地で、上の写真のようにアルミの板がむき出しでは景観を損ねますね。
なので普段はこの止水壁は下がっていて、
大雨が降って危ない時に、アルミ製の板が上昇して、川の水が溢れるのを防ぎます。
この止水壁は長さ260メートル、渡月橋のあたりからボート乗り場の辺りまでです。
高さは一番高いところで1.5メートルで、このような仕組みの止水壁は全国初だそうです。
ここは以前はコンクリートブロックが続いていて、その上に座って写真を撮ったり、少し休憩などしていましたが、
今はアルミ製になり、夏には表面が熱くなるので上に座ると「あちち」です。
そやけど、これだけの工事をするの、技術もすごい!たぶんかかったお金もすごい!
この止水壁で、きっと水害が食い止められるでしょう。
我相信该止水壁能防御洪涝灾害。
洪涝 hónglào →洪水と冠水
洪涝灾害zāihài→洪水・冠水による災害