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「桔梗」の物語 

松尾大社から歩いて4分、350mのところに「月読神社」があります。

 

安産守護の神様が祀られています。

 

境内には聖徳太子社、御船社、月延石もあります。

 

桔梗が咲いていました。

 

ききょう【桔梗】 は、中国語で、‟ 桔梗jiégěng”

 

漢字は同じですね。




桔梗をバックに自撮り



桔梗にまつわるお話があります。

 

 从前,在一个村子里住着一位叫桔梗的少女,从小就没有父母,无依无靠,独自一人生活。


有一位和桔梗青梅竹马的少年,对桔梗很是照顾,经常给桔梗拿吃的,还陪着桔梗一起玩耍。

 

有一天少年对桔梗说:“桔梗啊,等我长大,我要跟你结婚”,

 

桔梗也很坚定的和少年说“我长大了也要跟你结婚” 。两人就这样约好了。

 

 

むかしむかし、ある村に桔梗という名の少女が住んでいました。桔梗には両親がおらず、身寄りもなく、幼い頃から一人で暮らしていました。 

 

桔梗の幼なじみの少年は、桔梗の面倒をよく見て、よく食べ物を持ってきてくれたり、一緒に遊んでくれたりしました。

 

ある日、その少年は桔梗に「桔梗よ、大人になったら、君と結婚したい」と言いました。

 

桔梗も少年にきっぱりと「私も大きくなったら、あなたと結婚したいわ」と言いました。 2人はこのように約束したのでした。

 

几年后,桔梗长成了漂亮的大姑娘,少年也长成一个英俊的小伙子,两人成了一对恋人。

 

但是,小伙子为了捕鱼,不得不乘大船去很远的地方。

 

终于到了小伙子离开的那一天。少年对桔梗说“桔梗啊!你一定要等我,我一定会回来的”。

 

桔梗十分不舍含着泪对少年说“记得一定要回来,我会等着你,再见”。

 

就这样少年向着大海出发了。

 

桔梗看着越来越远的恋人,不停的流着眼泪。



数年後、桔梗は美しい女性に、少年はハンサムな男性に成長し、二人は恋人同士になりました。

 

しかし、若者は魚を捕るために大きな船で遠くまで行かなければならなくなったのです。 

 

ついに彼が旅立つ日が来ました。 若者は桔梗に言いました。「桔梗よ、待っていてくれ、俺は必ず戻ってくるから」。

 

桔梗は目に涙を浮かべながら、「必ず戻ってきてね、待ってるわ、また会いましょう」と彼に言いました。

 

そして、彼は大海原に向かって出発していきました。

 

桔梗は、どんどん遠くなっていく恋人を見て、涙が止まりませんでした。

 

可是,桔梗的恋人,自那天出走后,过了十年也没回来。

 

桔梗也经常到海边,久久的望着大海,就这样越看大海越伤心。

 

因此,决定去庙里请教高僧,希望可以走出这种伤心的境地。

 

桔梗问高僧“师傅,请教我平息心法”。

 

高僧十分平和的对桔梗说“南无阿弥陀佛,想知道这些就要先把心空起来才行,不要被心里的姻缘所纠缠。”

 

听了高僧的话后,桔梗也决心那么做,但却怎么也忘不了昔日的恋人,所以她总是跑去海边守望,希望恋人有一天可以回来。



しかし、桔梗の恋人は旅立ってから10年経っても、戻ってきませんでした。

 

桔梗はいつも海辺に行って長時間大海を望み、海を見れば見るほど、悲しくなりました。

 

そこでなんとかこの悲しい状況から抜け出したいと思い、お寺に行って高僧に相談してみることにしました。

 

桔梗は高僧に尋ねました。「和尚様、心を落ち着かせる方法を教えてください」。

 

高僧は非常に穏やかに桔梗に言いました。「南無阿弥陀仏、それが知りたいのなら、まず自分の心を空にしなければならない。心の中の結婚にとらわれてはならぬ。」

 

高僧の言葉を聞いた桔梗はそうしようと決意しましたが、どうしてもかつての恋人を忘れることができず、いつか戻ってくることを願い、いつも海辺に行って海を遠く見つめていました。

 

 

就这样过了几十年,桔梗已经成了老人,这天,她再次来到当初和恋人约定的海边,静静的看着大海,回忆到以前和恋人在一起时的美好时光,想到那次分别后就再也没有回来的恋人,桔梗默默的流下了眼泪。

 

就这样桔梗把眼睛慢慢的闭上了,突然,她的双脚变成了根深入了地下,身体变成了枝丫和鲜花,长久的长在了海边,它开的花有一种静怡的美,并且永远朝着大海的方向。

 

人们对桔梗的故事非常的感动,为了纪念桔梗,人们就把这种花叫做桔梗花,

 

它的花语是:真诚永恒不变的爱。



こうして十数年が経ち、桔梗は年老いました。ある日、彼女は恋人と約束した浜辺に行き、静かに海を眺めながら、彼と共に過ごした楽しかった時を思い出し、別れてから二度と帰って来なかった恋人を想うと、声も出ず涙がこぼれ落ちました。 

 

ゆっくりと目を閉じると、突然、彼女の両足は地面に深く入り込む根に、体は枝や花に変わりました。そして長く久しく海辺に生えていました。

 

その花は静かな美しさがあり、ずっと海の方に向かって咲いていました。 

 

桔梗の話に感動した人々は、桔梗にちなんでこの花を桔梗花と呼ぶようになりました。

 

その花言葉は、「誠実な永遠の愛」です。

 


漁に出た男性は結局どうなったんでしょうね。

 

遭難した?

 

どこか別のところに行って幸せに暮らした?

 

桔梗は辛抱強くよく待ちましたね〜

 

待たないと物語にならないのですが・・・

 

私などは、約束の時間に相手が3分遅れてくると、もう怒り心頭です。

 

それはともかく・・・

 

桔梗の花言葉は「誠実な永遠の愛」とはロマンチックですね。