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中国の緑化大作戦

中国の緑化大作戦

大家好、みなさん、こんにちは。

 

春といえば花見……ではなく、中国では植樹のシーズン真っただ中です。

 

今回は中国の緑化大作戦について、報道番組の情報データなどをもとに紹介します。


北京が緑でいっぱいに

先日3月30日、北京の昌平区で今年も大規模な植樹ボランティア活動が行われ、国の指導者から一般市民まで、みんなでスコップを手に取りました。

 

「良い環境はみんなで楽しむもの。だからみんなで作り上げよう」——そんな掛け声のもと、油松(マツの一種)、牡丹、ユキヤナギなどが次々と植えられていきました。

 

かつての北京は、コンクリートビルが立ち並ぶ「コンクリートジャングル」でしたが、

 

近年は木々や公園が急速に増え、今では市街地の約半分が森や緑に覆われています。

 

「コンクリートジャングル」から「本物の緑あふれる都市」へと変わりつつあるのです。

 

全国で見ると、森林面積はなんと日本の国土の約24倍にもなります。

 

中国は今や、世界で最も速く、最も多くの緑を増やしている国となりました。

 

まさに「地球の肺」の一翼を、中国が担っています。

 

砂漠が森に変わった!磴口県の大逆転劇

内蒙古自治区の磴口県は、つい最近まで国土の77%が砂漠という非常に厳しい状況でした。「砂しかない…」そんな場所だったのです。

 

ところが!何十年もかけてコツコツと砂漠化対策を続けた結果——

 

森林被覆率が 0.04% → 41%以上 に激増

 

砂漠がなんと 15kmも後退

 

ウランブフ砂漠の整備面積は累計 216万ムー(東京都の約3分の2の広さ)

 

まさに砂漠に「退場してもらった」わけです。

 

しかも今では、かつて砂漠だった土地で薬草(ニクジュヨウ)を栽培したり、太陽光発電を行ったりと、しっかりビジネスにもなっています。

 

年間数十億円規模の経済効果を生み出し、3,700人以上の雇用も創出しました。

 

「不毛の砂漠を宝の山に変えた」、まさに逆転ホームランです。


福建・周寧県、森が「お金を生む木」に変身中

町の約70%が森という、とても緑豊かな福建省周寧県。

 

ここでは大学を卒業した若者が地元に戻り、森の中で高級な薬草を育てるビジネスを始めました。

 

木の上・木の中・木の下——森を立体的にまるごと活用するアイデアが話題になっています。さらに、

 

森のおかげできれいな水が保たれるため、発電所も作れた

 

森の木々が吸収する二酸化炭素を、お金に換える仕組みも始まった

 

森がまるごと「ATM」になりつつあります。

 

スマート林業、ドローンが森を守る時代へ

今やドローンが毎日決まった時間に自動で飛び立ち、森林火災を監視。数千キロ離れた内蒙古の砂漠地帯のデータもリアルタイムで収集できます。

 

北京林業大学の研究チームは、AIやライダー(レーザーレーダー)を駆使して、森の一本一本のデータを集めています。

 

「木こり」の仕事もすっかりデジタル変革中です。

 

まとめ:緑は財産!

「第14次五か年計画」の成果をざっくりまとめると——

 

新たに緑化した面積:日本の国土よりも広い!

 

減少した砂漠の面積:東京都の約10倍分!

 

創出した雇用:6,000万人以上

 

木が増える → 空気がきれいになる、砂漠が減る

 

森が増える → 薬草や果物が育つ、観光客が来る

 

緑が増える → 仕事が生まれる、お金が生まれる

 

緑が増えること=生活が豊かになること

 

人不负青山,青山定不负人。

Rén bú fù qīng shān, qīng shān dìng bú fù rén.

 

これは環境保護と持続可能な発展を訴える言葉で、「自然を大切にすれば、自然も人を幸せにする」という相互依存・共栄の考え方が込められています。日本語では「自然を裏切らなければ、自然もあなたを裏切らない」や「山を大切にすれば、山も必ず応えてくれる」といった表現が近いです。

 

自然と人間の暮らしは、バラバラではなく、ひとつながりなんですね。