北野天満宮で回文に挑戦
みなさん、こんにちは。 大家好!
先日、京都の有名な花街のひとつである上七軒の美しい街並みを通って、北野天満宮を訪れました。
ここはご存知のように「天神さん」と呼ばれ、学問の神様である菅原道真公が祀られていて、古くから学生や受験生にとって厄除けや合格祈願の場所として親しまれています。
私もかつて受験の時は必ずお参りに来ていました。
(毎回、合格!、やはり御利益大!)
境内に足を踏み入れると、静寂と神秘的な雰囲気が漂います。
荘厳で立派な拝殿の前で、私も心を込めて手を合わせ、菅原道真公に受講者のみなさんの中国語の上達を願い、感謝の気持ちを伝えました。
お参りの後は、境内を散策しました。
北野天満宮は、歴史と文化が息づく場所であり、心が洗われるような時間を過ごすことができました。
そして、たくさんの絵馬が奉納してあるところに、「回文」の額がありました。
「回文」とは、上から読んでも下から読んでも同じになる文句のことで、
短い単語では、シンブンシ(新聞紙)、ヤオヤ(八百屋)などがそうです。
この回文はすごいですね~。
飾る今描きし錦か参詣る坂
舞いし日を共に絵にもと老いし今
替え唄をのどかや門のお田植えか
という文が、縦、横、斜めに、クロスワードパズルのように文字通り「回って」います。
中国語にも回文があり”回文huíwén”と言い、日本語と同じ漢字表記です。
中国の詩詞に“花落正啼鸦,鸦啼正落花”や
愚公移山ということわざの元になったお話の中に”子又生孙,孙又生子”という回文も出てきます。
さらに、
“上海自来水来自海上”
この回文は「上海の水道水は海から来る」という意味。
“山西运煤车煤运西山”
この回文は「山西の石炭運搬車は石炭を西山から運んでくる」という意味。
というのもあり、回文の面白さに改めて気づきました。
「北野」を使った回文を考えてみました。
「来たの(北野)木の滝」(きたのきのたき)
もうひとつは中国語で
”北野小道,到小野北” (北野小道は、小野北へ)