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日本語から言える!中国語「言い換え力」クリニック【第3回】「微妙」

日本語から言える!中国語「言い換え力」クリニック【第3回】「微妙」— いいの?ダメなの?“濁し”を中国語で安全に言う

大家好、みなさん、こんにちは!

 

第3回は、日本語の“濁し(にごし)の王様” 「微妙」。

 

日本語では便利で、しかも空気を壊さない魔法の言葉ですが――中国語にそのまま「微妙」を当ててしまうと、伝わらない/意図と逆に取られることがよくあります。

 

今日は「微妙」を意味ごとに分解して、中国語で“感じよく・誤解なく”言えるようにしていきましょう。

 

 今日の結論:「微妙」は4種類に分解!

日本語の「微妙」は、主にこの4パターンです。

 

微妙=あまり良くない(ネガ寄り):「うーん、微妙…」

微妙=判断保留(まだ決められない):「微妙だな、もう少し考える」

微妙=惜しい(あと一歩):「微妙に足りない」

微妙=繊細・デリケート(話題が難しい):「それ微妙な話だよね」

中国語は、この4つを別の表現で言い分けるのが正解です。

 

まず覚える:初心者が勝つ「微妙」基本セット(安全カード)

ネガ寄り微妙:有点…(yǒudiǎn…)

断り微妙:不太…(bú tài…)

判断保留:不好说(bù hǎo shuō)/还不确定(hái bù quèdìng)

惜しい微妙:差一点(chà yìdiǎn)/差不多(chàbuduō)※文脈注意

デリケート:有点敏感(yǒudiǎn mǐngǎn)


このへんを持っておけば、「微妙」を言いたい場面でだいたい困りません。


パターン別:日本語「微妙」→中国語の正解

A) 「うーん、微妙」=(ネガ寄り)あまり良くない

日本語例:

この映画、微妙だった。

その服、微妙かも。


言い換え(中国語):

有点一般。(ちょっと普通/いまいち)

不太好。(あまり良くない)

感觉不太行。(なんかダメっぽい)※やや口語

不太适合你。(あなたにはあまり合わない)※言い方として優しい


例文:

这部电影有点一般。

(zhè bù diànyǐng yǒudiǎn yìbān.)

我觉得这个颜色不太适合你。

(wǒ juéde zhège yánsè bú tài shìhé nǐ.)


ポイント:

日本語の「微妙」は、実際はネガ寄りが多いです。中国語では、いきなり強く否定せず、まず 有点/不太 で柔らかくするのがコツ。

 

B) 「微妙だな…」=(判断保留)まだ決められない/言いにくい

日本語例:

行けるかどうか微妙。

それは微妙だな(今は答えづらい)。


言い換え(中国語):

还不确定。(まだ確定してない)

不好说。(言いにくい/なんとも言えない)

要看情况。(状況次第)

到时候再看吧。(その時にまた見よう)


例文:

我明天能不能去,还不确定。

(wǒ míngtiān néng bu néng qù, hái bù quèdìng.)

这个嘛…不好说。

(zhège ma… bù hǎo shuō.)


ポイント:

「微妙=NO」を匂わせたいときも、まずは 不好说/要看情况 が便利。日本語の“濁し”に近い安全表現です。

 

C) 「微妙に足りない/微妙に違う」=(惜しい)あと一歩・差が小さい

日本語例:

目標まで微妙に足りない。

微妙にニュアンスが違う。


言い換え(中国語):

差一点。(あとちょっと)

差不多,但…(ほぼ同じだけど…)

有点不一样。(ちょっと違う)

细节不太一样。(細部が少し違う)


例文:

就差一点就成功了。

(jiù chà yìdiǎn jiù chénggōng le.)

意思差不多,但细节不太一样。

(yìsi chàbuduō, dàn xìjié bú tài yíyàng.)


ポイント:

「微妙に違う」を上品に言うなら、细节(細部) を出すと一気に説明力が上がります。

 

D) 「それ、微妙な話だよね」=(デリケート)触れ方が難しい

日本語例:

その話題、微妙だね(デリケート)。

それは微妙だから言わない方がいい。


言い換え(中国語):

这个话题有点敏感。(話題が少し敏感=デリケート)

还是别说了吧。(やめとこう)

不太方便说。(言うのはちょっと…)※断りにも使える


例文:

这个话题有点敏感,我们换一个吧。

(zhège huàtí yǒudiǎn mǐngǎn, wǒmen huàn yí ge ba.)

 

よくある誤訳(事故例)

「微妙」= 微妙(wēimiào)で押し切るのは×

 

中国語の「微妙(wēimiào)」は「精妙だ・奥深い」など、日本語の“微妙(いまいち)”とはズレやすい語です。

 

日常会話の「うーん微妙…」は、素直に 有点一般/不太好 あたりにしましょう。

 

ミニ会話(3往復)そのまま音読して使える

ミニ会話①(ネガ寄り微妙:有点一般)

友達:这家店怎么样?(zhè jiā diàn zěnmeyàng?/この店どう?)

あなた:嗯…有点一般。(en… yǒudiǎn yìbān./うーん、微妙)

友達:那换一家吧。(nà huàn yì jiā ba./じゃあ別の店にしよ)

 

ミニ会話②(判断保留:还不确定/要看情况)

相手:周末能来吗?(zhōumò néng lái ma?/週末来れる?)

あなた:现在还不确定,要看情况。(xiànzài hái bù quèdìng, yào kàn qíngkuàng./今は微妙、状況次第)

相手:好,确定了告诉我。(hǎo, quèdìng le gàosu wǒ./OK、決まったら教えて)

 

ミニ会話③(デリケート:有点敏感)

相手:我们聊聊那个事吧。(wǒmen liáo liao nàge shì ba./あの件話そう)

あなた:这个话题有点敏感…我们先别说了吧。(zhège huàtí yǒudiǎn mǐngǎn… wǒmen xiān bié shuō le ba./それ微妙な話題だから、今はやめとこう)

相手:行,那以后再说。(xíng, nà yǐhòu zài shuō./OK、また今度)

 

 今日の「丸暗記3行」(初心者はまずこれだけ)

有点一般。(yǒudiǎn yìbān./微妙・いまいち)

还不确定。(hái bù quèdìng./微妙=まだ分からない)

不好说。(bù hǎo shuō./なんとも言えない=濁す微妙)

 

まとめ:微妙は“気持ち”ではなく“機能”で言い換える

「微妙」は便利ですが、中国語では

いまいち→有点一般/不太好

保留→还不确定/不好说/要看情况

惜しい→差一点/细节不太一样

デリケート→有点敏感/不太方便说

と、目的で言い換えるほうが誤解がありません。

 

次回は 「すみません」。

謝罪・呼びかけ・依頼…日本語は1語で済むのに、中国語は使い分けが必要。ここを整理すると一気に会話が上達します。